- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦幌町
- 広報紙名 : 広報URAHORO 令和7年4月号
■太郎君と学ぶシリーズ No.63
人間のからだの仕組み(塩)
▽前回までのお話
たろうくんは、前回、子どもと大人、同じ量の糖を取った場合、子どものほうが血液の糖の濃度が高くなること、その濃度を下げるためにインスリンが大量に必要になり、すい臓に負担をかけることを学びました。
そこで、たろうくんは新たな疑問を持ったようで…
○ぼく、甘いものも好きだけど、しょっぱいものも好きなんだよな
塩の濃度が高くなったら、からだはどうなるのかな?
▽いいところに気づいたわね!たろうくんはどうなると思う?
以前の広報で、ドクターとお勉強してた記憶があるけど…フフ
○あ~ばれてたか~
実はあの時、ちょっとむずかしかったんですよね…
(住民さんからもむずかしかったとご意見をいただきました)
▽そうだったのね
じゃあ、今回も糖と同じように、ペットボトルで考えてみましょう
ちなみに、人間の体液の濃度は覚えてる?
○それは覚えてます!0.9パーセントです!
▽そうそう
おおげさに言うと、たろうくんが今日100グラムの塩を食べても、1グラムの塩を食べても、血液中の塩分濃度は0.9パーセントに保たれるのよね
▽たろうくんの体重では、500mlのペットボトル約9本分の血液量があるんだけど、例えば、しょうゆラーメン・チャーハン・ギョウザセット(10グラムくらいの塩分)を食べたら、のどが乾いて水を飲んだり、自分の細胞から血管内に水を呼び込んで濃度を薄めるから、ペットボトル約2本分の血液が増えるの
そうなると、どの臓器に負担がかかるかイメージできる?
○心臓は高い圧で全身に血液を送らなきゃいけないし、血管はその高い圧を受け止めなきゃいけなくなります…
からだの中の塩はおしっこでしか出せないから、おしっこを作る腎臓にも大量に血液が流れて、つらそうです…
みんな、いつか疲れてお仕事ができなくなっちゃいそう!
▽そうね!それが続くと、高血圧や心臓病、脳卒中、慢性腎臓病にもつながってしまうの
だから、みんな(臓器)が長くお仕事を続けられる環境を作ってほしいのぼくの
○からだはブラック企業になっていたのか…これからは、臓器にやさしい生活を心がけます!
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:役場保健福祉課保健予防係
【電話】576-5111