子育て 浦幌新聞第119号

■浦幌中2年生総合　まちづくりを学ぶ
3月6日(木)に、浦幌中学校の2年生の授業で、浦幌町の良さや課題、まちづくりについてお話を聞く「まちづくり講演会」が行われました。講師として浦幌町長の井上亨さん、子どもの想い実現ワークショップ座長の高室智全さんがお話をしました。

井上町長は、町長から見た浦幌町の良さや町の課題と可能性についてお話をされました。浦幌町の人口減少率や少子高齢化などの観点から現状と課題についての話をした後、町長の進める政策とこれから目指す町の姿の説明がありました。
高室座長は、子どもの想い実現ワークショップとはどのような活動をしているのか、これまでに提出されてきた案についてお話がありました。講話をした後には「うらほろに今まで見たことのない観覧車を作ろう!」というテーマで、アイデアを膨らませるワークショップを行いました。常識にとらわれず楽しいアイデアをたくさん出して、活発なワークショップが行われました。
子ども達は、今回の講話やワークショップで学んだことをもとに、自分たちが浦幌町のためにできることを考え、3年生で行ううらほろ活性化プロジェクトの活動へ学習をつなげていきます。
(地域おこし協力隊　犬養竣)

■浦幌中2年生　地域の大人と語る
3月19日(水)に、に浦幌中学校の2年生が、地域活性化プロジェクトについて地域の大人と話す「大人と語る会」が行われました。

浦幌中学校の生徒たちはふるさと教育の集大成として、中学3年生に自分ができる地域活性化のためのプロジェクトを実行します。そのプロジェクト実行に向けて、今回は2年生が自分たちの考えたプロジェクトを話題に地域の大人の皆さんと語り合いました。
子ども達は3～4名で1グループとなり、それぞれのグループで「浦幌町の理想の姿」やそこに近づくために自分たちにできそうなことをプロジェクトとして、実行に向けて考えています。
子ども達のプロジェクト案に対して、大人の皆さんは、「とても楽しそう」「こんなこともできるかもしれないね」と、アドバイスや励ましの言葉を送りました。
子ども達は今後プロジェクト実行に向けて、3年生の修学旅行で東京に行く際には、都会で働く浦幌ゆかりの皆さんとも語る会を行い、自分たちのプロジェクトをより良いものにしていけるよう、学習を進めていくそうです。
(地域おこし協力隊　犬養竣)

■中高生浦幌部　PhotO cafe
▽浦幌の食材使ったメニューで出店
3月9日(日)に、浦幌部の中高生が、トリノメ商店で1日限定のカフェ「PhotOcafe」を開催し、浦幌産の食材を使ったメニューを販売しました。

中学生と高校生の浦幌部が共働で行うカフェ出店「PhotOcafe」は、令和4年10月にハハハホステル、令和5年5月にトコムロカフェ、令和6年3月にトリノメ商店で行い、今回で4回目の出店となりました。
出店は、中学生が3名、高校生が8名の計11名で行いました。また、浦幌部OBで大学2年生の嶋田諒さんが当日のサポートスタッフとして参加しました。中高生は、出店に向けてミーティングや試作を重ね、出店に向けて準備を進めてきました。
今回は、メニューに浦幌町の食材が使われました。浦幌産の黒豆コーヒーと浦幌産の牛乳を使用した「PhotOウラペチーノ」・「PhotOラテ」、浦幌産の黒千石豆のコーヒーを使用したティラミスの「ミス・黒千石」、浦幌産のレッドムーンを使用したスイートポテト「スイポ・ムーン」、ジンギスカンと、あんことお餅を入れた2種類のホットサンド「PhotOサンド」の計5種類のメニューを販売しました。また、高校生が浦幌の動物や野菜をモチーフにデザインをした缶バッチの販売や、フォトブースも設置しました。
当日はすべてのメニューが完売し、大盛況に終わりました。
浦幌部の伊藤寿音さんは「たくさんお客さんが来てくれるか心配でしたが、すべて売り切ることができて嬉しかったです。準備やミーティングは大変なところもありましたが、みんなで協力して無事終えることができて良かったです」と話しました。

■編集後記
今回で4回目の中高生浦幌部によるカフェ出店ですが、私も当日のサポートスタッフとして参加させていただきました。毎回新メニューが生まれ、とてもおいしそうなメニューが増えてきて、おなかをすかせながらお手伝いをさせていただいていました。
今回のメニューの個人的な一押しは、PhotOサンドのあんこもちでした。外側はカリカリ、中はもちもち食感で甘くてとてもおいしかったです。
そして、なんと次号から新たな記者が登場します!ぜひ楽しみにお待ちください!(いぬぴー)

2025年(令和7年)5月26日(月曜日)
発行元：うらほろスタイル推進連携会議
～平成19年度の中学生からの提案を受け道教育大釧路校の学生と地域おこし協力隊、十勝うらほろ樂舎が共同で制作しています～