くらし 新春 年頭にあたって

浜中町長 齊藤清隆
新年あけましておめでとうございます。
町民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
昨年は、活力ある地域づくりに向けた取り組みとして、7名の地域おこし協力隊を任用いたしました。「移住交流コーディネーター」を静岡県出身の竹田享平さんに、「タウンプロモーション推進員」を大阪府出身の丸亀耕平さんと東京都出身の曽根原麻由さんに、「観光振興PR支援員」を埼玉県出身の林洋介さん、福井県出身の吉井萌里さん、福島県出身の眞弓剛さんに、「フラワーコーディネーター」を神奈川県出身の大沼友子さんに委託したところであります。多様なスキルと熱意を持つ7名の隊員は、霧多布地区にある「ココカラ」を拠点に、それぞれの担当分野で地域振興に取り組んでおります。町民との交流などを通じ、充実した日々を過ごされるとともに、今まで培われてきた知識や経験をいかんなく発揮し、町に賑わいと活気をもたらして頂けることを期待しているところであります。
さて、本町の基幹産業であります農業・漁業において、酪農は、比較的天候に恵まれ1番草が豊作であり良質な粗飼料を十分確保できたことから生乳生産において一昨年を上回る実績となりました。本町の厳選した良質な生乳を原料につくられる「ヨンゼロソフトクリーム」は、その美味しさから絶品スイーツとして知られるようになりました。また、新登場した「ヨンゼロシェイク」と「ヨンゼロアイスクリーム」も人気で、この味を求めて道内外からも多くの皆さまが本町を訪れるようになりました。これは、浜中町の酪農の質の高さと地域事業者の創意工夫が結実した成功モデルであります。本年も「浜中ブランド」をさらに強化し、町全体で持続的な地域経済の発展を目指してまいります。
一方漁業は、春から秋にかけての海況が安定し、昆布の生育が良かったことで昆布漁は数量・価格ともに前年を大きく上回りました。また、ウニ漁は浜中ブランドとして全国的に知られる「浜中養殖うに」が高値で取引される状況が続いており、本町の名をさらに高める成果となっております。「氷鮮まいわし」としてブランド化を推進するイワシ漁は、一昨年を下回る結果となりましたが、近年ほとんど水揚げがなかったサンマが豊漁となり、脂の乗った大ぶりのサンマが多く水揚げされました。厳しい自然と向き合いながらも漁業者の皆さまが日々のたゆまぬ努力を重ねられ、豊かな海を守り続けてきたからこその成果であります。町といたしましても、こうしたかけがえのない海の恵みを次世代に引き継ぐため、関係団体と連携して漁場環境の調査や保全活動の支援、若手漁業者の育成、販路拡大のためのブランド化などを積極的に進めてまいります。
昨年、沖縄県与那原町と友好都市の提携に関するフレンドシップタウン協定を締結いたしました。与那原町とは、平成7年に両町の商工会青年部が連携協定を締結して以降、親交を深めてまいりましたが、両町の友好関係のさらなる発展と相互交流を推進するため、正式に友好都市として協定を締結したものです。与那原町との友好関係が末永く続き、文化、教育、観光など幅広い分野での交流を通じて、両町の地域活性化や人材育成につながっていくことを期待するところでございます。
また本年は、琵琶瀬地区に本町で初めてとなる津波避難タワーが完成いたします。このタワーは、地域の皆さまが迅速かつ安全に避難できる重要な拠点となります。町民の皆さまには、日頃からご家族や地域での避難経路を再確認していただくようお願い申し上げます。
私は、町長就任以来、5つの重点政策を掲げ、町民の皆さまが安心して歳を重ね、「人」も「地域」も輝き続ける魅力あふれる浜中町を目指し、まちづくりを進めてまいりました。
本町には、世界に誇れる霧多布湿原をはじめとする豊かな素晴らしい自然と、その恩恵を受けた強い産業、クオリティの高い農水産物など、本当に多くの魅力にあふれています。それらの魅力をさらに磨き上げることで、本町のポテンシャルを引き出し、さらなる成長につなげてまいります。
行政に求められるニーズは多様化しておりますが、様々な課題にしっかりと向き合い、町民の皆さまと共に次世代へつなぐ明るい未来の創造に全力を尽くしてまいります。
結びに、町民の皆さまにとりまして、幸多き実りある飛躍の一年となりますことを心からご祈念申し上げ、謹んで年頭のごあいさつといたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。