子育て 君の世界に芽生えるものは 久遠塾 vol.73

■3年BS理科で『ペーパークロマトグラフィー』の観察をしました!
クロマトグラフィーとは、混合物をその構成成分に分離し、分析するための化学的手法のことです。
まず、ろ紙の下端付近に黒と青の油性ペンと水性ペンのインクを4つ付け、水または50%のエタノール水溶液を浸して、水が徐々に上昇する際のインクの変化を観察しました。
すると、水では油性ペンは黒・青とも分離せず点のままで、水性ペンは黒・青とも分離し、水がしみこんで紙を上昇することに従ってインクがさまざまな色に分かれていきました。
一方、エタノールでは、油性ペンは黒・青とも上昇するものの色分かれしませんでした。水性ペンは黒・青とも水より速く上昇し、色分かれしました。
以上の実験・観察によりインクの中に混合された複数の色の染料が水などによって分離し、それぞれの色が明らかになりました。
生徒たちは、普段使っている水性ペンのインクが、単純に一色の染料からできているのではなく、いくつかの色の混合物であることを自分の目で確認し、興味深く観察しながら理解していました。

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