くらし 令和6年度決算報告 町の財政状況(2)

■特別会計
特別会計の決算は、歳入総額22億688万7千円、歳出総額21億6845万6千円になりました。

○特別会計

■水道事業会計
「収益的収入および支出」では、1390万2千円の利益を計上し、全額を減債積立金に積み立てました。
「資本的収入および支出」の不足額1億4757万7千円は、消費税資本的収支調整額、減債積立金等で補てんしました。

○水道事業会計

■簡易水道及び飲用水道供給事業会計
「収益的収入および支出」では、4691万6千円の利益を計上し、全額を建設改良積立金に積み立てました。
「資本的収入および支出」の不足額41万3千円は、消費税資本的収支調整額で補てんしました。

○簡易水道及び飲用水道供給事業会計

■公共下水道事業会計
「収益的収入および支出」では、1943万1千円の利益を計上し、資本金への組入を行うとともに減債積立金に積み立てました。
「資本的収入および支出」の不足額1億4511万5千円は、消費税資本的収支調整額、引継金等で補てんしました。

○公共下水道事業会計

■財政健全化の推進
国は自治体の財政破たんを未然に防ぐため「健全化判断比率」という次の(1)〜(4)までの4つの指標を用いて、財政状況を明らかにしています。本町はいずれの指標も基準を下回っています。
(1)実質赤字比率〔赤字額なし〕
(2)連結実質赤字比率〔赤字額なし〕
(3)実質公債費比率〔10・2%〕
※早期健全化基準25・0%
※財政再生基準35・0%
(4)将来負担比率〔算定なし〕

■資金不足比率
各公営企業の資金不足が事業規模と比較してどれくらいの割り合いかを示すものですが、本町はすべての公営企業において資金不足はありませんでした。

○一般会計(歳出額)の推移
10年前の2014年度と過去5年分を比較

■令和6年度の主な事業
▼白糠海域海況観測機器改修事業
令和4年度に設置した海況観測センサーに新たな機能を追加し、蓄積されたデータの分析・活用を行う環境が整備されたことにより、漁業の効率化と生産性の向上を図りました。

▼恋問3丁1号通り整備事業
恋問踏切の新設に伴い、釧路空港や道立広域公園予定地へのアクセス向上および地域経済の活性化を図るため、町道恋問線から釧路空港短絡線への道路新設のための概略設計を行いました。

▼生き活きしらぬか外出支援事業
高齢者の交流機会の拡充と健康の増進につなげるため、タクシー・町営バス共通運賃補助券の交付金額を拡充し、高齢者福祉の増進を図りました。

▼津波避難施設等整備事業
日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の防災対策として、津波避難タワーや避難路等を整備し、地震津波対策の更なる推進を図りました。

▼林業専用道の開設
森林環境贈与税を活用し、森林の計画的な路網整備を行い、森林資源の平準化と循環利用を図りました。

問合せ:企画財政課財政係
【電話】2-2171 内線320・331