健康 青森市医師会からのお知らせ Vol.17

■「心不全にならないように」
寄稿:工藤 健さん(おきだてハートクリニック 院長)

心不全とは、心臓に何らかの異常があり心臓のポンプ機能が低下して、全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態をいいます。そのために息切れや全身のむくみを生じてしまいます。心不全を予防するためには日常生活での健康管理が重要です。
まず、バランスのとれた食事を心掛けましょう。特に塩分や脂肪の摂取を控え、野菜や果物を多く取り入れることが大切です。また、適度な運動も欠かせません。ウォーキングや軽いジョギングなど無理のない範囲で体を動かす習慣をつけましょう。
さらに、ストレスの管理も心不全予防には重要です。リラックスする時間を持ち、趣味や友人との交流を楽しむことで心の健康を保つことができます。喫煙や過度の飲酒は心臓に負担をかけるため、これらの習慣を避けることも大切です。
定期的な健康診断を受けることで、早期に異常を発見し、適切な対策を講じることができます。特に高血圧や糖尿病などの持病があるかたは、医師の指導のもとで管理を徹底しましょう。心不全を予防するためには日々の生活習慣の見直しと健康管理が不可欠です。自分自身の健康を守るためにできることから始めてみましょう。

問合せ:青森市医師会
【電話】017‒777‒1501