くらし 国際交流員のよもやま話

■今月のよもやま話は…李　詩敏(リ　シミン)
令和6年8月から国際交流員をしています。中国広東省出身で旅行と撮影が好きです。

■冬至
冬至は二十四節気の第22で、毎年12月21日から23日の間の一日にあたります。この日は一年で昼間が一番短い日で、この日から最も寒い時期に入るとされています。中国の民間では、「冬至大过年(ドンジーダーグゥオニェン)」(冬至が新年より大事)という言い方があり、特に北の方がこの日を重要視しています。祝い方として、普通、北は餃子を食べますが、南は湯圓(タンユェン、お団子みたいなもの)を食べます。
お気づきかもしれませんが、中国北方では、祝日に餃子が欠かせないものです。理由について、主流となる説が二つあります。一つは、餃子の形が中国古代の貨幣「元宝(ユェンバオ)」に似ているので、餃子を食べたらお金を儲けるという説です。もう一つは、北の冬が寒すぎて人々の耳が凍傷したりして落ちそうになるため、耳の形に近い餃子を食べて耳を守るという説です。
南の湯圓に関しては、丸い形状や発音で団らんを象徴すると思われています。昔ながらの中身はゴマ餡かピーナツ餡ですが、今は紫芋、緑茶やドリアンなどの新しい味も増えました。

■中国語コーナー
中国の風習や文化などをテーマにして基礎中国語と実用中国語をお教えします!
一起说中文吧~(一緒に中国語を話しましょう)
日時：
(1)12/5(金)　16：00~19：00
(2)12/14(日)　14：00~17：00
場所：下北文化会館　マルチルーム1

問合せ：市民連携課国際交流担当
【電話】内線2157