- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県今別町
- 広報紙名 : 広報いまべつ 令和7年5月号
■まちづくりの指針第6次今別町総合計画を策定しました
今別町では、平成28年3月に「第5次今別町総合計画」を策定し、平成28年度から令和6年度(2025年3月)までの9年間を計画期間として、将来像である「みんな活き活き健康長寿奥津軽いまべつタウン」の実現を目指したまちづくりを推進してきました。
その間に、町では北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」が開業9周年を迎え観光客数は着実な伸びを見せるとともに、平成30年に試験養殖が始まった津軽半島今別サーモンが学校給食に並び、今別町中央公民館の子育て支援の活動が文部科学大臣表彰を受けるといった成果がみられました。
一方で、人口減少や少子高齢化が引き続き進行する中、新型コロナウイルス感染症拡大による町民の健康被害や様々な行動制限や度重なる豪雪災害、青森北高校今別校舎閉校といった出来事は地域社会に大きな影響を与えました。
最近では、SDGsや脱炭素社会への取組、IoTやAI等のデジタル技術の急速な社会実装による「第4次産業革命」と称される技術革新の世界規模での進展、これらと相まって新型コロナウイルス感染症の感染拡大を契機とした生活様式の変化等、社会経済情勢はめまぐるしく変化が進み、これらへの対応が今後のまちづくりにおいても急務となっています。
こうした諸課題に対応した各種施策を体系的に展開していくために、町では、今後10年間のまちづくりの指針となる「第6次今別町総合計画」を策定しました。総合計画に掲げた将来像の実現に向け、町民の皆様と行政との協働によって持続可能なまちづくりに取り組んでいきます。
目標達成に向けて町民との意識共有が必要となりますので、今後数回に分け計画の概要について紹介していきます。
~町の将来像~
誰もが快適で便利な環境のもと暮らし続けたくなるふるさとづくり
~まちづくり基本理念~
基本理念I:地域資源を活かした産業づくり
基本理念II:未来を担う多様な世代の人づくり
基本理念III:安全安心な暮らしを支える生活環境づくり
基本理念IV:だれもが活き活き暮らせる健康と長寿のまちづくり
基本理念V:効率的で健全な行財政づくり
▼計画の期間と位置づけ
第6次今別町総合計画は、令和7年度から令和16年度までの10年間の計画であり、基本構想・基本計画・実施計画により構成しています。「第3期今別町まち・ひと・しごと創生総合戦略」と連動させ、基本構想は10年間、基本計画や実施計画、第3期今別町まち・ひと・しごと創生総合戦略は前期と後期の5年間ごととします。
○基本構想
今後10年間の本町のまちづくりの指針となるものであり、まちのあるべき姿や目指す将来像を明らかにし、その実現に向けた施策の大綱をとりまとめたものです。
○基本計画
基本構想に掲げる将来像を実現するため、計画期間を前期・後期の各5年間に分けて定め、各分野において取り組んでいく施策の方向性と内容をまとめたものです。
○実施計画
基本計画で定められた施策を具体的に示すもので、毎年度の予算編成や当面の行財政運営の指針となります。
○まち・ひと・しごと創生総合戦略
人口減少や少子高齢化、産業空洞化等の地域課題を克服し地域の活性化を図るため、基本目標やその実現に向けた具体的な取り組みを示すもので、総合計画との関連性が強いため、一体として策定します。