くらし 町長新年挨拶
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- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県大鰐町
- 広報紙名 : 広報おおわに 令和8年(2026年)1月号
町民の皆様、新年あけましておめでとうございます。輝かしい新春を迎え、皆様におかれましては健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、町政運営に関しましては、特段のご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
昨年、令和七年は、本町にとって、喜びとともに様々な課題にも向き合った一年でありました。
まず、喜ばしい出来事として、第九八回全日本学生スキー選手権大会、通称「インカレ」が大鰐温泉スキー場で盛大に開催されたことが挙げられます。本町で繰り広げられた熱戦は、私たちに大きな感動を与えてくれました。本年二月に開催される国民スポーツ大会冬季大会もより一層の興奮をもたらし、地域経済の活性化に大きく貢献することを期待しております。
一方で、昨年は記録的な豪雪に見舞われました。降り積もる雪は、町民の皆様の生活に大きな影響を与え、交通網の混乱や除雪作業の負担増に加え、リンゴ樹の損傷や農業施設の雪害など、多くの課題を突きつけられました。改めて、自然の脅威を前に、防災対策の重要性を痛感した一年でありました。
昨年はクマの出没が相次ぎ、町民の皆様に大きな不安を与えました。人的被害はなかったものの、町民の皆様の心には、いつどこで遭遇するかわからないという恐怖が深く刻まれたことと思います。また、リンゴをはじめとする農作物の被害は過去最大となっており、町といたしましては、引き続き鳥獣害対策にしっかりと取り組み、町民の皆様が安心して暮らせるよう努めてまいります。
また、依然として続く物価高騰が、日々の暮らしや地域経済に大きな影響を及ぼしました。本町では、こうした状況を少しでも和らげるため、町民の皆様に一人あたり五千円分の商品券を配布いたしました。この商品券が、地域経済の活性化に少しでも貢献できたのであれば幸いです。
混迷とした社会情勢の中でも、明るい兆しもありました。若手農業者で組織される大鰐町高原果菜生産組合「鰐人(わにんど)」が、新たなブランド「ワニベジ」の販売を開始し、大きな話題となりました。ピーマンの「ワニピ」、小玉スイカの「ワニピノ」、ミニトマトの「ワニトマ」など、ユニークなネーミングと高品質な味わいは、多くの方々からご好評をいただいております。
さらに、本町がハウスワイン・シードル特区に認定されたことも、新たな産業の可能性を広げる大きな一歩となることでしょう。
弘前大学との連携も、着実に進んでいます。弘大祭への出店や、町のイベントへの学生の皆様の参加は、若い力とアイデアを町にもたらし、地域を盛り上げる大きな力となっています。今後も、大学との連携を強化し、地域活性化につなげていきたいと考えております。
さて、行政需要が複雑多様化する中、本町の財政状況は依然として厳しい状況にあります。しかしながら、人口減少の克服、町の基幹産業である農業をはじめとする産業振興、防災対策の充実、地域公共交通の維持など、町が抱える課題に正面から向き合い、解決に向けて取り組んでいかなければなりません。
本町の豊かな自然や歴史、文化など、町の魅力を最大限に生かしつつ、町民の皆様が安全で安心して暮らせるよう、必要な対策を着実に推進してまいります。
結びになりますが、本年が町民の皆様にとって、健やかで実り多い一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
大鰐町長 山田年伸
