くらし 警察だより

■山菜採りの遭難をなくそう
春になると各地の山々は、山菜採りの入山者で賑わいますが、毎年、遭難が後を絶たず、中には尊い命を失う場合もあります。
令和6年の山菜採りにおける遭難発生状況を見ると、発生件数23件(前年比-13件)遭難者24人(前年比-17人)、死者は1人(前年比-3人)となっております。

◆令和6年の春の山菜採り遭難の特徴
◇タケノコ採りの遭難が最も多い
毎年、山菜採りで最も遭難が多いのはタケノコ採りです。昨年の山菜採りで遭難者24人中13人がタケノコ採りであり、全体の約54パーセントを占めています。

◇山菜採りの遭難は高齢者が大部分を占める
山菜採り遭難者24人中21人が65歳以上の高齢者であり、全体の約88パーセントを占めています。

◇「道迷い」が圧倒的に多い
山菜採り遭難者24人中22人が道迷いであり、全体の約92パーセントを占めています。

◆遭難防止のためのアドバイス
◇山に出かける前に
・体調を確認し、できるだけ2人以上で出かける。
・天気予報を確認し、家族などに行き先や帰宅予定時間を知らせておく。
・入山場所の地形を地図などで確認する。
・携帯電話や食料等、必要な装備を持つ。

◇山に入るとき、山に入ったら
・携帯電話は車に置かず持ち歩く。
・奥に入り過ぎず、お互いに声を掛け合い位置を確認する。
・急斜面や崖など危険な場所は避ける。
・集合時間を守り、早めの下山を心がける。

◇万が一、道に迷ったら
・日没後は歩き回らず救助を待つ。
・ヘリコプターの音が聞こえたら、見通しのよい場所でタオルなどを振って合図する。

■悪質商法の被害にあわないために!!
◆悪質商法とは
言葉巧みに勧誘して、高額な商品やサービス等を売りつける販売方法です!
不必要な商品を売りつけたり、無理矢理高額な契約を結ばせようとします。
高齢者や契約に不慣れな若者がターゲットになりやすいです。

▽インターネットやSNSなど、相手の顔が実際に見えない情報があふれる中で、社会経験の少ない若者が気軽に契約し被害に遭うケースも増えています。
うまい話は疑ってかかりましょう。

◆被害にあわないために
・見知らぬ業者をむやみに玄関に入れない
・相手の素性(業者名・所在・担当者)を確認する
・必要のないものは「いりません。」とハッキリ断る
・購入・契約に迷った場合は即断しないで家族等に相談する
・代金を先払いにしたり、その場で支払ったりしない
・業者がしつこく勧誘する、なかなか帰らない、脅された場合などは、すぐ警察へ通報する
・返品・解約をしたい場合は、公的機関にすぐ相談する

警察では悪質業者を摘発しています。
「被害に遭った。」「おかしい。」と思ったら、警察安全相談「#9110」
または最寄りの警察署にご相談ください。

お問合せ:黒石警察署大鰐交番
【電話】48-2241