くらし 村議会 6月定例会(3)

■一般質問
◆中山 勝晴議員
▽第3期まち・ひと・しごと創生総合戦略
問:(ア)「自然と共生する元気な・いなかだて(しごとの創生)」中の「農業の高付加価値化と工業・商業など産業を振興する」の主な個別施策について、「産品づくり」とあるが、「ごはんの友選手権」などを開催してはどうか。
答:(村長)あまりにも対象となる種類が多く、公平な審査の観点から開催は難しいと考える。

問:(イ)「農業基盤整備の促進」とあるが、各地区会に大型区画化を進めてはどうか。
答:(村長)農地の大型区画化は、地元農家の意思統一が図られていないと円滑に進まないため、地元農家の方々からの要望を受けてから進めるべきだと考える。

問:(ウ)「若者がいきいきと輝く・いなかだて(ひとの創生)」中の主な個別施策について、出会いの場の確保とあるが、「ひろさき広域出愛サポートセンター」に登録している村民の数と成婚数は。
答:(村長)令和7年3月現在で、男性5人、女性1人の登録で、成婚に至った話は確認されていない。

問:(エ)村民の笑顔あふれる・いなかだて(まちの創生)中の主な個別施策について、空き家対策の推進とあるが、空き家の貸借を進めてはどうか。
答:(村長)「弘前圏域空き家・空き地バンク」において、村内の空き家で賃貸物件として登録している物件はない。また、空き家の管理は所有者にあるため、村が空き家・空き地バンクの利用を紹介することができても、管理方法の強制はできないと考える。

問:(オ)冬期間の雪対策等の拡充とあるが、各地区から流雪溝の要望があれば設置できるか。
答:(村長)流雪溝設置に伴う様々な課題や予算の問題が解決できるのであれば検討していきたい。

◆小野 正幸議員
▽空き家の現状と今後の対応策
問:(ア)台風などによる自然災害による周辺民家への影響などは考えられないか。
答:(村長)台風などの自然災害により、周辺に悪影響を及ぼす可能性は否定できない。また、住宅に人が住んでいなくても、管理不足により近隣に損害を与えた場合、ほとんどの場合、その所有者が責任を取らなくてはならないため、村では空き家の調査結果や危険な空き家の情報が寄せられた場合には、その所有者に現状と危険性を伝えながら、これからも指導や助言に努める。

問:(イ)「弘前圏域空き家・空き地バンク」への登録状況は。
答:(村長)売買物件の空き家が6件、空き地は3件登録されている。

問:(ウ)人口減少に伴う空き家が存在していると捉えているが、その問題について話し合いなどはなされているか。
答:(村長)村内の空き家に関する対策等を協議するため、「田舎館村空き家等対策協議会」を設置し、空き家の調査や調査結果の検証、特定空き家の認定など様々な審議をしている。

▽災害対策拠点となりうる公共施設の整備
問:村内各地区にある集会施設などは災害時の拠点となるほか、村民のコミュニティの場として今後も必要と考える。それらの施設は、村から各地区に管理が移って現在に至るが、施設の耐用年数を超えているものがあり、豪雪により被害を受けている施設もあることから村として集会施設の整備について、どのように考えているか。
答:(村長)各地区の集会施設の整備については、「田舎館村地区施設等整備事業補助金交付要綱」において、施設の改築や増築・改修など、工事内容ごとに補助金を設定して対応しているため、この考え方に変更はない。