くらし 人口減少に対応したまちづくり(1)

人口減少が進む中、地域の未来を支えるためには、対応策を講じるとともに、持続可能なまちづくりが不可欠です。地域の活力を維持し、次世代につなげるための各種施策や方針について、一緒に考えてみましょう。

■人口減少対策の計画を策定
人口減少と地域経済縮小に少しでも歯止めをかけ、予測困難なこれからの時代に適応した持続可能なまちづくりを推進するため、市では令和6年度に「第3期久慈市総合戦略」(計画期間…令和7~9年度)を策定しました。国や県の人口減少対策と連動し、4つの政策分野ごとに基本目標や重要業績評価指標(KPI)を設定し、進捗状況や成果・課題などを分析。適宜必要な対策の追加や見直しを行っています。

■地域経済活性化に取り組む
人口減少対策には、さまざまな施策が必要ですが、市が特に重点を置いているのは地域経済の活性化です。既存産業の支援はもとより、新たな雇用機会を生み出す新業種の進出や創業の支援、キャリア教育、企業への人材育成支援などの担い手確保も推進しています。

■避けられない人口減少
人口減少や少子化は、多岐にわたる要因が相互に絡み合って発生するもので、非常に解決が難しい問題です。市はこれまでも、人口減少に対して、さまざまな取り組みを進めていますが、状態を劇的に回復させる特効薬はありません。
市の各種施策が成功したとしても、日本全体が人口減少する中、市の人口減少は避けられません。
令和12年に、合計特殊出生率が人口を維持できるとされる2.08に回復し、毎年の社会増減が0人となったとしても、令和32年の人口は約2万2千人まで減少する予測となっています。

■将来の人口を見据えたまちづくり
人口減少に歯止めをかけ、少しでも緩やかにする策を講じるとともに、人口減少を見据えた「持続可能なまちづくり」へ仕組みを変えていくことも重要です。将来の人口規模に見合った、公共施設やサービスの最適化を、緩やかに進めていく必要があります。
特に、公共施設は昭和後期までに建設されたものが多く、今後、老朽化や施設需要の減少が予測されています。これに伴い、維持管理や施設更新による財政負担が大きくなることが懸念されるため、計画的な統廃合・集約化を図り、効果的・効率的な運営を推進していくことが不可欠です。
人口減少問題は、年々深刻さを増していきます。手を付けられない問題になる前に、一人一人が考え、一緒に知恵を出し合い、久慈の魅力を活かした「子どもたちに誇れる笑顔日本一のまち久慈」の実現に向けて、官民が一体となり進んでいきましょう。

詳細資料:
・人口ビジョン 総合戦略
・公共施設等 総合管理計画
※二次元コードは、本紙をご覧ください。