- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県滝沢市
- 広報紙名 : 広報たきざわ 令和7年12月1日号
■妊産婦のメンタルヘルス「妊娠うつ」「産後うつ」はなぜ起こるの?
妊娠期から産後にかけては、心身の変化や生活環境の変動によって不安や気分の落ち込みが続くことがあります。妊娠中に見られる気分の不調は「妊娠うつ」出産後に続く不調は「産後うつ」と呼ばれ、どちらも誰にでも起こり得るものです。眠れない、意欲がわかないなどの状態が続く場合は、早めに相談することが大切です。
▼妊娠・出産に伴う女性ホルモンの増減
妊娠中から産後は、女性ホルモンの分泌が劇的に変化するため、自律神経が乱れて、心身に不調が起こります。とくに出産後は、生活環境の変化でも心身に大きなストレスがかかるため、うつ病の危険が高まります。
▼産婦が抱えるさまざまな「つらさ」
・産後の睡眠不足や体の不調
・うまく家事や育児ができないことによる自責感
・養育に関わる経済的不安
・慣れない子育てによる心身の疲労
・パートナーや家族からのサポートがない負担
▽疲労 不安感 体調 このような状況は要注意
・予期しない妊娠
・妊娠への強い不安がある
・精神科に通院していたことがある
・家庭の状況が不安定など
▽あなたは大丈夫?うつ病のセルフチェック(Whooley(フーリー)2項目質問票)
次の質問のうち、どちらか1つでも当てはまった場合「うつ状態」となっている場合があります。
□この1カ月の間に、気分が落ち込んだり、憂うつになったり、絶望的な気持ちになったりすることがよくあった。
□この1カ月の間に、物事に対して興味が湧かなかったり、心から楽しめない感じがよくあった。
▼妊産婦に起こりうるうつ病のリスク
妊産婦の死因の1位は「自殺」であり、そのうちの約9割が産後1年未満の産婦※です。
自殺の原因の一つが「うつ病」であり、自殺した妊産婦の約4~5割がうつ病などの心の病気でした。
※厚生労働科学研究費補助金・臨床研究等ICT基盤構築研究事業「人口動態統計(死亡・出生・死産)から見る妊娠中・産後の死亡の現状」より
▼産後うつが疑われる人の多くがうつ病の自覚なし
妊産婦が急に涙を流す様子や「こどもを可愛いと思えない」「ダメな母親」「眠れない」「人に会いたくない」などと話す様子が見られたら、うつ病のサインです。早めに医療機関やこども家庭センターへ相談してください。
こども家庭センターでは、受診することへの心配がある場合も相談に応じます。気軽に連絡してください。
