- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県軽米町
- 広報紙名 : 広報かるまい 令和7年12月号(no.801)
町では、若者の意見を町施策に反映させる目的で「軽米町若者会議」を設置しています。令和7年度は、軽米町総合発展計画の後期基本計画(計画期間:令和8年~12年)の策定にあたり、4つのテーマについてワークショップ形式で開催しました。
■第1回会議は「住まい」と「子育て・教育」を議論
若者会議は、概ね18歳から45歳までの町民や町出身者で構成され、今年度の第1回会議は8月21日に宇漢米館で開催されました。テーマは「住まい」と「子育て・教育」。委員5人と役場の若手職員17人が参加し、現状の課題や日頃感じている思いを付箋に書き出し、グループごとに意見を交わしました。
会議では「若者が住み続けたくなる環境づくり」や「住まいの確保と選択肢の拡大」など、未来を見据えた意見が多く寄せられました。若い世代ならではの視点が集まり、特に子育て支援については、他市町村よりも手厚いなどの意見が出されました。
■第2回会議は「仕事」と「交流・にぎわい」を議論
第2回若者会議は10月16日に宇漢米館で開催されました。委員と若手職員が前回に続いて参加し、今回は「仕事」と「交流・にぎわい」をテーマに話し合いました。まず、町の産業構造や働く場の現状などを共有した後、若い世代が感じている“働きやすさ”“チャレンジしやすさ”についてグループごとに意見を出し合いました。
委員からは「若者が地元で働き続けられる仕組みづくり」や「挑戦できる環境の整備」など、軽米の未来を前向きに捉えた意見が多数寄せられました。また、町のにぎわいや人のつながりを生み出すイベントのアイデアも出され、世代や立場を越えて語り合う場の重要性が共有されました。
■今後の若者会議
若者会議は今後もテーマを変えながら継続的に開催し、令和8年度以降のまちづくりに反映していく予定です。若者の視点から生まれたキーワードや提案は、町が目指すまちの姿を描くうえで貴重な指針となります。
※寄せられた意見の一部は左上欄で紹介しています。
◆若者会議で出された意見(一部)
▽住まい
・移動販売の充実。
・ショッピングモールや企業を誘致して、働けるところを増やしてほしい。
・空き家の活用をするべき。移住を考えた時に住宅の情報がない。
・空気がきれいで自然が豊か。治安が良い。
・米が手に入りやすい。
・病院が遠く、小児科の病院が少ない。
▽子育て・教育
・高校に違う科を増設してほしい。
・他の市町村より補助が手厚い。(医療費0・給食費0等)
・子供を遊ばせる場所が少ない。防災センターの横に公園ができたが狭い。
・サッカーや野球、バレーなど習い事がたくさんある。
▽仕事
・ハローワークで就職先を探しても求人が少ない。
・二戸市や八戸市への通勤が便利。
・農家が高齢化により減少してきているので、減らさないための施策が必要。
▽交流・にぎわい
・道の駅ができれば町内に来る人が増えると思う。
・宇漢米館ができてイベント開催が多くなった。
・せっかく軽米に観光客が来ているのでアプローチをもっとしたい。
・町のゆるキャラが3体いるので、ふれあえる場やパネルがあれば良い。
●若者会議委員を募集しています
「若者会議」の委員を随時募集しています。皆さんの発想やアイデアを、これからのまちづくりに生かしてみませんか。
応募資格:概ね18歳から45歳までの町民または町出身者で、まちづくりに意欲がある人
委員任期:1回目(令和7年8月21日)の会議から2年間
謝礼等:町の規定に基づき支給
応募方法:
(1)専用フォームからの応募
(2)専用の応募用紙を提出…役場政策推進課に用意しています。
