子育て 子育てメモ

■あかちゃんのねんね
健康福祉課健康づくり担当 助産師 山本マキ子

あかちゃんが寝返りを始める「ハイハイ期」には、夜泣きや寝ぐずりなど睡眠の悩みが多くなります。寝かせ方に注目しがちですが、最も大切なのは早寝早起きの生活リズムと一貫した寝かしつけです。あかちゃんは胎内で、お母さんのメラトニンの分泌リズムが胎盤を通じて感じていると言われています。妊娠中からの規則正しい生活があかちゃんのリズムづくりにも影響します。
あかちゃんは大人以上に光に敏感なので、朝はカーテンを開けて声をかけ、夜は照明を落として刺激を減らしましょう。睡眠環境は「硬めの寝具」・「涼しめの室温」が理想で、寝具やおもちゃが顔にかからないよう注意が必要です。また、日中のふれあいや運動が夜の眠りやすさにつながります。
寝かしつけは「今は安心して寝ていいんだよ」という合図になります。合図はコロコロと変えると伝わりません。コテッと寝てくれるスイッチを「探す」のではなく、夕方から寝るまでのねんねのルーティンを決め寝かせることであかちゃんの安心につながります。まずは生活リズムを整えてルーティンを決めたら1週間は続けてみましょう。