くらし 【特集2】あなたの家が、あなたの避難所に―在宅避難のススメ

災害が起こった際に、避難所に行くことだけが避難ではありません。日頃から準備をしていれば、自宅でそのまま生活する「在宅避難」も方法の1つです。在宅避難のメリットや判断の流れなどをご紹介します。

◆在宅避難のメリット
◇住み慣れた環境で安心
普段の生活に近いリズムで過ごすことができ、プライバシーも守られるので、心身も安定します

◇移動や感染症によるリスク軽減
避難所への移動中に事故や災害に巻き込まれる危険がなく、避難所で感染症にかかるリスクも少なくなります

◇家の物資、設備を利用できる
好みに応じた食事ができるなど、避難所よりも物資などの種類が豊富で、キッチンや家具も活用できます

◇乳幼児やペットのいる家庭も安心
しっかりと備えをしておけば、乳幼児やペットがいる家庭でもストレスなく安心して過ごせます

◆ハザードマップで災害リスクを事前にチェック!
・避難情報はハザードマップで色が付いている範囲などを対象に発令します
・避難が必要なのか、どこに避難すればよいかなど、ハザードマップなどで定期的に確認しましょう
ハザードマップについて詳しくは市ホームページをご覧ください

「とりあえず避難所へ」の前に…
避難方法の判断フローチャート

◆在宅避難のための備え
◇地震への対策
・家屋の大きな損傷を防ぐために、耐震診断を受け、必要に応じて耐震補強を行う
・転倒防止グッズで家具類を固定。もし倒れてきても出入口をふさがないようレイアウトを工夫する
・非常灯(足元灯)の設置や、停電時でも分かりやすいところに懐中電灯の準備をする

◇風水害への対策
・窓のがたつきや、屋根・外壁などにひびや亀裂がないか確認し、必要に応じて補強を行う
・浸水・冠水防止のため、定期的に雨どいや側溝などを清掃する
・雨水が入らないように土のうや止水板を設置する

◇週間分の物資の備蓄
・飲料水(1人1日3リットル)、食料品(缶詰、インスタント食品など)、日用品、衛生品などを家族構成に合わせて1週間分備蓄する
・携帯トイレを備蓄する
※成人の1人当たりのトイレ使用回数は1日5回と言われているため、1人につき1週間分である35個の備蓄が目安です

市ホームページ「在宅避難のススメ」もご覧ください

問合せ:減災推進課
【電話】214・3048【FAX】214・8096