くらし 3・11震災文庫を読む 番外編

市民図書館では、東日本大震災の記憶や記録を後世に伝えるため、平成23年5月から書籍や新聞、行政資料など、震災発生時から現在までのさまざまな資料を収集・保存し、「3・11震災文庫」として市民の皆さまに利用していただいています。
仙台市政だより平成29年10月号から連載を開始した「3・11震災文庫を読む」は、市内に在住または仙台市にゆかりのある作家や郷土史家、ボランティア活動をされている方などさまざまな分野で活躍する方が「3・11震災文庫」の約1万4千冊の中から2冊ずつ選び、紹介するコーナーです。5月時点で、79人の方に延べ158冊を紹介していただいています。
東日本大震災から14年が経過し、日常生活の中で震災に関する話題や書籍と触れる機会が少なくなりつつあります。そのような中、図書館で網羅的に収集した資料を「書き手の顔が見える」書評を通して連載し、震災体験の共有・共感を生み出すことは、地域の図書館だからこそできる震災の伝え方なのかもしれません。
これまで掲載してきた資料は、全て市民図書館で閲覧することができるほか、一部は貸し出しも可能です。気になる本がある際にはぜひご利用ください。

問合せ:市民図書館
【電話】261・1585