- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県角田市
- 広報紙名 : 広報かくだ 令和7年12月号
昭和63年、角田市内の自動車関連企業がアメリカ合衆国インディアナ州グリーンフィールド市に合弁企業を設立。同年、当時のグリーンフィールド市長が角田市を表敬訪問した際に、姉妹都市提携の提案があり、平成2年、姉妹都市提携調印式が行われました。今年は角田市とグリーンフィールド市の姉妹都市提携から35周年にあたります。35周年を記念して、6月には角田市で、10月にはグリーンフィールド市でそれぞれ記念式典などが行われました。
●角田市での記念事業
6月18日から27日にかけて、グリーンフィールド市からの訪問団13人(中・高校生7人を含む)を迎えて、角田市を会場に記念事業が行われました。
訪問団は、警察署やスペースタワー・コスモハウス、JAXA角田宇宙センター、市内の学校などを見学。そのほか、35周年記念式典や歓迎会などで交流を深めました。
●グリーンフィールド市での記念事業
10月6日から12日にかけて、黒須市長をはじめ市民の代表者4人を含む角田市の訪問団9人がグリーンフィールド市を訪れました。訪問団は、市役所や警察署などを訪問。さらに、姉妹都市提携のきっかけとなったAstemo株式会社のグリーンフィールド工場を視察しました。
また、今年完成した姉妹都市関係を描いた壁画を見学し、壁画の素晴らしさに感銘を受けました。
◆訪問した市民代表4人からレポートをいただきました
▽グリーンフィールド市を訪問して
広大で素晴らしい景色、アメリカンな食べ物(量も)、フレンドリーで温かい人々、全てが新鮮で感動と驚きが耐えない日々でした。その中でも印象に残ったのはホームステイです。お互い言葉は違いますが、私たちはあらゆる方法を使ってコミュニケーションを取りました。全く違う文化を持った私たちがお互いに興味を持ち、たわいもないことを話し、冗談を言いながら笑い合えたことがとても嬉しく一生忘れられない思い出になりました。
髙橋 芽生
▽新たな出会いと懐かしい再会
今回のグリーンフィールド市訪問は、ホストファミリーとの出会いと異文化に触れるという経験を楽しみに訪問しました。事前にホストファミリーと連絡を取り合う中で、滞在中の希望を尋ねられ、最大限のもてなしを受けました。帰国後も連絡を取り合い、次は角田市での再会を約束しています。
さらに、今回は以前に我が家にホームステイに来た人との再会も果たし、実りある訪問となりました。
永沼 真理子
▽姉妹都市交流35周年に参加して
シカゴを経由して飛行機を乗り継ぎ、約16時間かかりグリーンフィールド市に着きました。ホームステイ先は家の周りが芝生に囲まれ、プールもあるすてきなお宅でした。
私は日本の文化を伝えるために着物と抹茶を持参し、ホストファミリーへ抹茶をたて、とても喜んでいただきました。また35周年という節目の年に表敬訪問させていただき、ビルの壁に日本の桜などの風景が大きく描かれ、とても素晴らしく印象的でした。
毛利 富士子
▽35周年記念事業参加にあたり
今年ホストファミリーをしたことがきっかけで、以前仕事で駐在していたグリーンフィールド市にもう一度行ってみようと思いました。ホストファミリー宅に滞在しながら、普段の生活では経験できない市議会、警察署、州議会などを訪問し、記念事業ならではの現地の人々と交流ができました。駐在生活を経験していても体験できなかった新たな知見となりました。
35周年記念事業に参加できた体験から、今後若い世代が幅広い体験を行えるきっかけとなるように姉妹都市交流の発展を願います。
三春 勝彦
