- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県栗原市
- 広報紙名 : 広報くりはら 令和7年12月号
■文化の日表彰を受賞
10月30日(木)、東京エレクトロンホール宮城で、令和7年文化の日表彰式が開催されました。
文化の日表彰は、地方自治、産業、教育、民生、その他県下の各分野において、多年にわたり県勢の発展や、県民福祉の増進に寄与し、その功績が顕著で、他の模範となる団体や個人に対し、表彰されるものです。
県内、172人3団体の表彰者のうち、市内から11人が表彰され、これまでの功績がたたえられました。
◇受賞者の皆さん
※詳しくは本紙6ページをご覧ください
■長寿100歳おめでとうございます
大正、昭和、平成、令和。
激動の4つの時代を駆け抜け、思いを紡いで1世紀。
100歳の誕生日を迎えた5人を紹介します。
◇菅原 すみ子さん(栗駒下文字)
※菅原 すみ子さんの「菅」は環境依存文字のため、常用漢字に置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
家族のため得意な料理や裁縫の腕前を生かし、長年家族を支えてきました。
現在は、デイサービスを利用しながら、穏やかに過ごしています。
◇菅原 喜子さん(栗駒若木)
※菅原 喜子さんの「菅」は環境依存文字のため、常用漢字に置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
毎日農作業に精を出し、家族を支えました。
現在は、高齢者福祉施設で、孫やひ孫と会うことを楽しみにしながら、日々を過ごしています。
◇佐藤 幸子さん(高清水4区)
長年、小売店を営んできました。家族に家業を譲った現在も、日々の洗濯や炊飯など、自分のことは自分でするほどで元気に毎日を過ごしています。
◇金田 愛子さん(一迫本町)
手先が器用で、得意な裁縫で、家族に洋服を作り喜ばれました。
現在は、毎日、新聞を隅々まで読みメダカの飼育を日課にしながら、過ごしています。
◇菅原 運次郎さん(金成宇南)
※菅原 運次郎さんの「菅」は環境依存文字のため、常用漢字に置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
農業などで家族を支え、最近まで畑仕事に汗を流していました。
現在は、高齢者福祉施設でテレビを鑑賞しながら、笑顔で毎日を過ごしています。
■輝く日本一くりはら大賞贈呈
10月15日(水)、文化、芸術、スポーツなどの分野で日本一に輝き、市民に希望と勇気を与えた人に贈る「輝く日本一くりはら大賞」を、金成小中学校6年の熊谷大誠さん(金成有壁3)に贈呈しました。熊谷さんは、8月に三重県で開催された「エンジョイ!軟式野球フェスティバル2025」に出場し、所属する少年野球チーム大崎ジュニアドラゴンのキャプテンとして全国優勝に貢献しました。熊谷さんは「苦しい練習を乗り越え、結果が出てうれしい」と語り、受賞を喜びました。
■8年ぶりに市内で県民文化祭
10月18日(土)と19日(日)、栗原文化会館で「第28回みやぎ県民文化祭」が開催されました。
この催しは、県民の文化や芸術活動を披露する機会を提供しようと県内で巡回開催しているもので、市内では8年ぶりの開催になります。
当日は書道や絵画、写真など約180点の作品が展示された他、約250人が郷土芸能や舞踊、太鼓の演奏などを披露しました。また、会場では、高清水小学校茶道クラブや茶道の裏千家などが来場者にお茶を振る舞い、人気を集めました。
■台湾南投市から訪問団来市
10月19日(日)から22日(水)の4日間、姉妹都市の台湾南投市から、副市長にあたる主任秘書を代表とした訪問団27人が来市しました。
一行は期間中、栗駒山の紅葉や伊豆沼・内沼に戻るマガンのねぐら入りなどを体感した他、市内の窯元を見学し、栗原の魅力を肌で感じました。また、最終日には、佐藤市長と市役所で今後の交流について意見交換を行い、くりはら親善大使の派遣と市民交流をさらに進め、より友好関係を深めることを確認しました。
■伊達公子さんが思いを語る
11月1日(土)、栗原文化会館で「心にきざむ文化講演会」を開催しました。
講演は「いつでも始められるいつでも変えられる」と題し、プロテニスプレーヤーとして活躍した伊達公子さんが講演しました。10代で世界に挑戦し、一度は現役引退しながらも再びコートに戻る決意をした経験から「どんなに苦しい状況でも、自分を信じて一歩前に踏み出すことが大切」と力強く語り、観客は時折うなずきながら真剣な表情で話に耳を傾けていました。
