くらし 地域おこし協力隊通信

横手市地域おこし協力隊 北野泰之(大雄ホップ農業協同組合所属)

■横手のホップを未来へ! 国産ホップの魅力と課題に正しく向き合いたい
『横手のホップ(誇り)を未来へつなぐこと』を使命に掲げた活動をしてから早1年。私は、横手市第1号のクラフトビール醸造所『sunao brewery(スナオブルワリー)』で初仕込みしたクラフトビールのお披露目会を手伝いました。昨年12月に始まった同醸造所の記念すべき初仕込みのクラフトビールは3種類。このうちの『りんごウィートエール』は、うれしいことに原料のホップとりんごが横手産100%! 地元横手産のホップを使ったクラフトビールの味は、格別ですね。みなさんもぜひ、味わってみてください。
こうした活動をしている中で、ホップ農家の後継者不足や栽培作業の効率化などの課題が見えてきました。そこで私は、新規就農者支援の観点から、『栽培マニュアル』の作成に着手しました。市や農業経営者支援企業などの協力のもと、気候変動に適応できる栽培技術の確立に向けた取り組みにも力を入れています。これからは、先端技術を活用した効率的で持続可能なスマート農業の技術も学んでいきたいです。