- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県横手市
- 広報紙名 : 市報よこて 令和7年6月号
■EXPO2025大阪・関西万博
現在開催中の大阪・関西万博。1970年に国内、そしてアジアで初めて開催された大阪万博(EXPO’70)、2005年に愛知県で開催された愛・地球博に続き、日本では3回目の開催となる国際博覧会(登録博覧会)です。
テーマ:いのち輝く未来社会のデザインDesigning Future Society for Our Lives
開催期間:10月13日まで
開催場所:大阪夢洲(ゆめしま)
■東北の自治体で唯一!横手市が万博に出展!!
横手市が出展するのは7月末に開催される『LOCAL JAPAN(ローカルジャパン)展』。北は横手市の『かまくら』から、南は沖縄市の伝統的な踊り『カチャーシー』まで、全国43の自治体が6つのテーマでコラボレーションし、魅力ある展示やステージを繰り広げるイベントです。
横手市は、日本酒発祥の地とされる兵庫県姫路市と『水が織りなす日本の美』をテーマに、水がつなぐ日本の神秘的な文化を紹介するブースを作ります。
横手市:実物大のかまくらを展示
姫路市:播磨の日本酒の展示と試飲
開催期間:7月28日~31日午前10時~午後8時
開催場所:EXPOメッセ『WASSE(ワッセ)』
■横手市の担当者に万博出展について聞きました
観光おもてなし課副主幹 佐藤秀人
横手市では26年前から、国内では東京タワーや大阪城、海外では台湾や香港などで出前かまくらを行ってきました。横手市民にとっては当たり前過ぎる『雪』ですが、雪が降らない地域の皆さんは目を輝かせ、雪に触れてくれます。日本人はもちろん、外国人のお客様もテンション高く楽しんでくれています。
世界中から人が集まる万博。『横手市』を、そして『横手のかまくら』をPRする絶好の機会だと思い、真夏の出展を決めました。
■Q.雪はどうやって用意するの?
人工雪を使用します。『スノーラ』という機械を使って雪を作ります。会場内にはこの機械を入れることができないため、近くの港の駐車場を借り、そこで雪を作ります。トラック4台で運搬し、会場内に持ち込み、かまくらを制作する計画です。
■Q.雪はとけないの?
前人未到の挑戦なので、『とけない』とは断言できないのが正直なところです。7月下旬という猛暑日が連続する時期なので、冷房が効く建物とはいえ、ある程度とけることは想定しないといけません。
現在、日中の展示時と夜間の保管時に分けて対策を練っています。市民の皆さんからもさまざまなアイデアを頂き、とても心強いです。このミッションが成功すれば、世界中どこにでもかまくらを持っていくことができるでしょう。かまくらが世界に羽ばたく日を夢見ながらチャレンジしていきます。
■最後にひとこと
横手市内の中学生には、ブースの運営スタッフである『中学生かまくらキャスト』として、ブースを訪れた観光客へ英語などで横手の魅力を伝えてもらう予定です。運営側として子どもたちが関わることができるのも出展者の特権です。
今回の万博への参加を通じて、横手のことがさらに好きになり、未来へバトンをつないでもらえるとうれしいです。
展示に関するお問い合わせは:観光おもてなし課
【電話】32-2118