- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県大館市
- 広報紙名 : 広報おおだて 令和7年5月号
森林経営管理制度とは、適切に管理されていない森林について、経営に適したものは林業経営者に集積・集約し、経営に適さないものは、市が管理を行う制度です。
■森林は大切な資源です
森林は、水源の生育や地球温暖化の防止などの役割を持ちますが、森林内の健全な環境を保つためには、定期的な手入れが必要です。
写真のように手入れが不十分な森林では、樹木が日光を浴びることができず、細く弱ってしまいます。
また、森林の中に日光が入らず下草や低木が育たないと、大雨の際に山崩れなどを引き起こしたり、周辺への害獣被害につながったりします。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■森林を適切に管理する「森林経営管理制度」
林業の低迷や所有者の世代交代などにより、手入れがされず放置されている森林も少なくありません。このように適切な経営管理が行われていない森林について、経営に適したものは林業経営者に集積・集約化し、経営に適さないものは、市が経営管理を行うのが「森林経営管理制度」です。
なお、適切に経営管理されている森林については、従来どおり森林所有者による経営管理を支援します。
□森林経営管理制度の仕組み
■所有者の管理費負担は「0(ゼロ)」
森林経営管理制度では、間伐などによる伐採収益から諸経費を差し引くことを想定しているため、森林所有者の管理費負担はありません。
また、経営に適していない森林についても、補助金などを充てて管理しますので、管理費負担はありません。
※固定資産税はいずれも所有者負担になります。
・林業経営に適した森林
・林業経営に適さない森林
→いずれも管理費負担なし
■令和6年度までの実施状況
令和6年度までに、476人の森林所有者から賛同を得て、次のとおり整備を進めました。
経営管理権を設定した森林:約544ha
林業経営者に再委託した森林:約23ha
問合せ:林政課森林整備係
【電話】43-7147