文化 Sopron Life(ショプロン ライフ) 日本語語学指導員現地レポート

■日本語語学指導員 佐藤花純(かすみ)さん
秋田市出身で、国際教養大学専門職学位課程を修了。海外の大学での日本語指導助手や豊富な国際交流活動の経験を生かし、渡航。

ハンガリー国では毎年、優れた取り組みを行う自治体を表彰しています。このたび、ゲデレー(ブダペストの北東約30キロメートルに位置する市)で開催された「ハンガリー国内地方自治体優良事例プログラム(A Legjobb Önkormányzati Gyakorlatok Program 2025)」において、日本語教育を通した鹿角市とショプロン市の交流事業が表彰されました。
今回の発表に私も参加し、ショプロン市と鹿角市のこれまでの交流の歩みや、日本語語学指導員を中心とした日本語教育活動、市民同士のつながりなどを紹介しました。また、こうした交流によってショプロン市民の日本への関心が高まり、多くの市民が日本文化に親しむようになったことについてもお話ししました。
その結果、姉妹都市提携の優良事例として第3位に選ばれ、表彰を受けることができました。この受賞は、これまでショプロン市で日本語教育に携わってこられた歴代の日本語語学指導員の皆さんをはじめ、活動を支えてくださっている鹿角国際交流協会などの関係者の皆さん、そして日ごろから温かいご支援と関心を寄せてくださっている市民の皆さんのおかげです。心から感謝を申し上げます。
これからも、ショプロン市と鹿角市の絆がさらに深まり、市民の皆さんがお互いの文化や暮らしをより身近に感じられるよう、両市の交流の架け橋となる活動を続けていきたいと思います。