くらし 鹿角市議会 12月定例会 行政報告(1)

令和7年第7回鹿角市議会定例会が11月28日から22日間の会期で開かれました。初日に行われた市長の行政報告の概要をお知らせします。

■主な内容
・ショプロン市行政訪問団が9年ぶりに来市
・クマの出没・人身被害件数大幅増
・インバウンド強化に向けタイでトップセールス

■ショプロン市との姉妹都市交流
10月15日から6日間、ハンガリー国ショプロン市のファルカシュ市長をはじめとする9人の行政視察団が9年ぶりに本市を訪れ、歓迎レセプションや市内視察を通じた市民や事業者との交流により、本市への理解を一層深めました。
今後の両市の交流発展に向けた協議では、青少年ホームステイの再開やスポーツ交流の推進、特産品やワインなどの食文化を活かした交流の展開など、友好関係をより一層深めていくことで合意しました。
また、本市が長年にわたる友好と信頼に貢献したとして、ショプロン市における最高位の名誉表彰をいただきました。さらに、両市のこれまでの交流の歩みや、日本語語学指導員を中心とした日本語教育活動を通じて、多くのショプロン市民の日本への関心が高まり、日本文化に親しむようになったことが高く評価され、「ハンガリー国内地方自治体優良事例プログラム2025」において、両市の姉妹都市提携交流が優良事例の第3位に選出され、表彰されたとの報告がありました。

■東京都葛飾区との地域間交流
11月1日と2日に、東京都葛飾区柴又帝釈天周辺を会場に、「寅さんサミット2025」が開催され、本市から花輪ばやしの演奏と町踊りを披露したほか、きりたんぽ鍋やりんごなど本市特産品の販売ブースも設置し、会場は大盛況となりました。
また、柴又商店街の店舗では、鹿角産のブルーベリーを使ったロールケーキやドリンクがイベント限定で販売され、本市特産品のPRと食を通じた地域間交流が図られました。

■男女共同参画社会の推進
11月10日に、ワーク・ライフ・バランス優良企業として、株式会社小板橋建設を表彰しました。今後も、男女が共に働きやすい環境づくりと、仕事と生活の調和のとれたライフスタイルを周知しながら、職場や家庭、地域などで性別にとらわれることなく、個性と能力を発揮できる社会づくりを進めていきます。

■令和7年産米の生産状況
7月の高温や少雨に伴う渇水、8月の豪雨による米の生産への影響が心配されましたが、本市を含む県北地域の作況単収指数は、「102」の「やや良」で、10アール当たりの予想収量は、平年収量より19キログラム多い578キログラムと公表されました。
令和7年産米の概算金は、民間在庫量が少ないことが影響し、前年から大きく値上がりしている一方で、来年産も今年と同等の供給が続く場合、大きく値下がりする恐れもあることから、需要に応じた生産を呼び掛けていきます。また、燃料費をはじめとする生産コストの高止まりが続いているため、国や県などの関係機関と連携し、コスト削減などの支援に取り組んでいきます。

■果樹・畜産物のブランド化
北限の桃は、肥大時期の渇水や降雨により生育に影響を受けたほか、鳥やカメムシの被害が多く発生したため、JAの集荷量は昨年の7割程度となっており、販売単価は昨年を上回ったものの、販売額は1億3000万円と昨年より2500万円下回りました。
認知度が向上し、需要が高まっていることで、販売単価も上昇傾向にあるほか、産直販売での売上げも好調であることから、引き続き関係団体と連携し、さらなるブランド力の向上に向けて生産指導や作付拡大を支援していきます。
畜産は、10月21日に鹿角家畜市場へ短角・褐毛の子牛、合わせて29頭が上場され、25頭の売買が成立しました。このうち、日本短角種は20頭が取り引きされ、税抜きの平均価格は28万909円で、昨年を8万円ほど上回りました。かづの牛がGI登録されたことで、日本短角種への注目の高まりが大幅な値上がりにつながったものと捉えています。