くらし 輝け!五城目びと31

■絵画を通じて自分の世界を描きたい
猿田結乃(ゆいの)さん
(秋田県立秋田中央高等学校2年・樋口)
高校1年生の時に美術部を見学した際、部室に飾られていた先輩の絵にあこがれて入部し、絵を描きはじめた猿田さん。現在は、部長として他の部員を率いながら自身の活動を続けています。短時間で重ね塗りができるアクリル絵の具で描く洋画を制作しているそうです。
この度、猿田さんは新人女流画家の登竜門とされる「第78回女流画家協会展」に初めて自身の作品を出展。色や構成、斬新さなどが高く評価され、200点を超える作品数の中から2位に位置する「マツダA賞」を受賞し、作品が6月6日から13日にかけて東京都美術館で展示されました。受賞作品名は「赤に白昼夢」で、身の回りにある様々なもののつながりをテーマとしたそうです。猿田さんは、制作について「2メートル程の大きな作品で制作に苦労しましたが、見た人の目に留まるように配色にこだわりました」と振り返ります。受賞に対し猿田さんは「自分の絵を評価していただいてとても嬉しかったです。この結果に満足せず精進していきたいです」と感想を述べました。
今後の活躍に向けて猿田さんは、「11月に開催される秋田県高等学校総合美術展に向けて、他の人に負けないような自分の世界を描きたいです」と話していました。

※ 猿田さんの作品は、QRコードを通じ女流画家協会ホームページからご覧いただけます。
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