- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県東成瀬村
- 広報紙名 : 広報ひがしなるせ 令和7年7月号
■野川の「桜ライトアップ」と多摩川の花火
調布市内を流れる野川の桜。毎年〝一夜限りの3時間だけ〞のライトアップ。照明機材を扱う地元企業が、年に一度、地域住民の皆さんに感謝の気持ちを込めて開催するという。たった一夜の幻想的な3時間。それがコロナ禍の影響で2020年より中止となっていた。
今年に入り5年ぶりの再開が話題になった。ライトアップの日時は、実施日の2日前に開催企業のホームページ上に発表される。もう、いつかいつかと気が気でない。そんなとき、散歩の犬仲間から「何日だよ」と声がかかった。今年の桜は雨も気になる。連日の雨模様に「桜、大丈夫」と、心配される声も聞こえた。
さて、ライトアップ当日。多くの見物客が、駅から人波となって押し寄せる。野川沿いの細いサイクリング道路も、ひとひとでいっぱいになる。係員の「立ち止まらないでください」の声がひときわ大きく飛び交う中、娘と犬を伴ってぶらりと。1時間ほどの散歩を楽しんだ。
野川の桜は樹齢50年以上という老い木の域に達している。所々に伐採の跡が見られ、近くに植樹された若木が花びらをつけていた。
桜が過ぎてしばらくすると「桑の木」が実を結ぶ。以前に比して桑の木も少なくなり、寂しい感はするが、それでも野鳥が喜びそうな実は今でもつける。今年もそんな季節になった。
今年で40回を数える調布(多摩川)の花火大会。最初の頃は、会社の仲間うちでグラウンドから「花火と宴会」を楽しんだ。その後、社員の家族や外注さんも呼ぶ「花火とバーベキュー」に変わり、会社の一大イベントとなった。
そんな時に会社が突然の廃業。仕事は仲間とともに他社で続けることになったが、花火はと言うと…身内や飲み仲間との楽しみになった。飲み仲間にビルのオーナーがいた。
当時はビルの屋上から花火が良く見えた。今は、マンションが建ち並び、花火のさまたげとなっている。時代の推移だからしかたない。周囲の畑や田んぼも宅地と化し、いつの間にかずいぶんと住宅が増えている。私の住む調布の一端である。
調布市
佐々木政美