- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県東成瀬村
- 広報紙名 : 広報ひがしなるせ 令和7年8月号
■「ハーバードに一番近い村」…何というインパクトあるフレーズかと…
先日、県人会の暑気払いでのこと。新しく理事になられた方とテーブルを伴にした。自己紹介を兼ねながら名刺を差し出したところ、じっと、名刺を見ていたかと思うと「学力日本一の村ですね」とにっこりする。すると、周りから「ハーバードに一番近い村」と合いの手が入った。「ハーバード…」のフレーズを打ち込むと「東成瀬村」がヒットすると言う。「マジ?」思わずため口になる。すぐさまスマホをいじる。驚くなかれ「秋田県東成瀬村」が一発でヒットした。ひとしきり「学力の村」が場を盛り上げた。「東成瀬村ってどんな村?」と聞かれたら。これからはこのフレーズとにんまりしたくなる。
2007年から実施の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」。翌年の2008年、当時の寺田秋田県知事が「秋田県は学力テストで全国トップクラス。中でも東成瀬村が県内で一番」と成績を公表。以来、東成瀬村が「学力日本一の村」と広く知られることになったようである。
全国学力テスト実施当初から、全国トップレベルの学力を維持し続ける秋田の子どもたち。その秋田の中でも「なるせの子どもたち」の頑張りは殊更にうれしくなる。
「学力日本一の村」と検索する。「ハーバードに一番近い村」に負けず劣らず、センセーショナルなフレーズがヒットする
「書店もなければ塾もない小さな山間部の村」「世界一受けたい授業秋田県東成瀬村のすごい学習法」「人口たった2600人の村が「学力日本一」になった秘密」等々と。インターネットの影響力には今更ながら驚く。
この頃のふるさとは「学力の村」に「成瀬ダム」・「仙北道」と、話題に事欠かないが。「学力日本一の村」は村出身者の誇りである。
toko