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「山形市が「日本DX大賞2025」で大賞を受賞!」

2025年7月16日に開催された「日本DX大賞2025」地域DX部門において、最終審査の結果、山形市がTXPMedical株式会社と連携して取り組んだ政策が大賞を受賞しました。内容は、山形市消防本部が導入した「救急医療情報共有システム」についてです。
これは救急搬送を行う村山地域の7消防本部とそれを受け入れる各救急病院をDXでつなぎ、迅速な救急搬送を可能にするシステムで、2024年7月から導入されました。
従来は、救急病院に1件ずつ現場から電話で受け入れ要請をしていたところですが、決まらなければ別な病院にかけなおす必要があり、搬送まで時間がかかる事例も発生していました。本システムによって、オンラインで救急患者の詳細な情報を現場から複数の救急病院に送り、照会をかけることができるようになりました。
それにより、1事案あたりの病院決定時間が2・4分も短縮するなど、既に大きな成果を上げています。救急搬送は一分一秒を争う過酷な現場ですが、このシステムによって大いに改善されました。
これらの内容を「なぜ救急隊DXは救急医療の質を上げることができるのか~いのちを救う救急DX~搬送困難を解消し、命を守る連携と革新」というタイトルで消防本部職員がプレゼンを行い、見事大賞を勝ち取りました。今後もデジタルの良さを生かした市民生活の向上に努めてまいります。

山形市長 佐藤孝弘