- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県新庄市
- 広報紙名 : 広報しんじょう 令和7年7月号
◆これからのまちづくりに向けてー
いよいよ今年度は新庄開府400年記念の年。本市ではこれまで、「市民一人ひとりが『まち』の成り立ちを再認識すること」「郷土への愛着と誇りを持つこと」「次の時代を担う子どもたちに豊かな歴史や伝統文化を引き継ぐこと」を目的にさまざまなプレ事業を展開してきました。そして、記念事業はまだまだ続きます。今号では、先日初披露された「ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組」をはじめ、今年度予定されている記念事業とそのスケジュールなどをご紹介します。
◆白熱と高揚─羽州ぼろ鳶組─
新庄開府400年記念事業実行委員会総合アドバイザー今村翔吾氏の協力の下、新庄の次の100年を担う子どもたちの成長を育むことを目指して取り組んでいる、「ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組」。昨年7月にプロジェクトの説明会を開催し、翌8月から毎月練習を重ね、その成果を5月25日(日)に市民文化会館で初めて披露しました。6月7日(土)~8日(日)には北海道札幌市で開催された「YOSAKOIソーラン祭り」に出場し、大勢の観客の前で堂々たる演舞を披露しました。その結果、小中学生で構成されるチーム「羽州ぼろ鳶組・新庄」が見事、ジュニア大会で準ジュニア大賞に輝きました。また、社会人も含めたチーム「羽州ぼろ鳶組」も一次審査員賞を受賞しました。本大会で山形県勢が入賞を果たすのは、初の快挙です。子どもたちが切磋琢磨しながら築き上げた熱い想いが込められた演舞は、観た人々に大きな感動をもたらしました。
◆まだまだ盛りだくさん!!新庄開府400年記念事業
今から400年前の1625年、常陸国(ひたちのくに)松岡から新庄に転封※した初代藩主の戸沢政盛公が新庄城を築城し、領内を開いたことから本市のまちづくりは始まりました。厳しくも豊かな自然に囲まれたこの新庄。先人たちは創意と工夫をもってこのまちをつなぎ、現代に続く創造性あふれる固有の地域文化を育みました。当時、戸沢政盛公は、どのような国、まちを思い描いていたのでしょうか。
先人たちの想いをつなぎ、まちの未来を考え、これを担う人づくりの機会としてさらなる発展につなげていくため、「歴史・文化の再認識」「次世代への継承」「交流人口・関係人口の増加」の3つの柱を中心に、さまざまな新庄開府400年記念事業を展開します。
※転封(てんぽう):江戸時代、幕府の命令で大名の領地を移したこと。
◇1.歴史・文化の再認識─先人たちの想いをつなぐ─
[Pickup!]新庄藩ゆかりの宝物展
新庄藩ゆかりの資料を公募し、ふるさと歴史センターに展示する企画展を開催します。この地の歴史を再認識するとともに、先人や郷土の成り立ちに想いを馳せてみませんか。
日時:9月13日(土)~10月13日(月・祝)
場所:ふるさと歴史センター
◇2.次世代への継承─伝統・歴史・文化を次の100年を担う世代につなぐ─
[Pickup!]ふるさと探究学習助成事業
市内小中義務教育学校で実施している新庄開府400年記念事業に関わる「ふるさと学習」の費用を助成し、活動内容の展示の場を提供します。
助成金額:1校あたり5万円(義務教育学校は10万円)
◇3.交流人口・関係人口の増加─市のさらなる発展につなぐ─
[Pickup!]新庄開府400年記念式典イベント
新庄開府400年を市民とともに祝い、まちの未来を考え、さらなる発展につなげるための式典を開催します。戦国時代史の第一人者である小和田(おわだ)哲男氏の、戸沢家に関する基調講演などを通し、新庄の歴史への知識をさらに深める機会とするほか、ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組演舞披露やふるさと歴史センター展示山車の特別運行など、華やかに開府400年を祝います。
日時:9月28日(日)午前10時~正午記念式典、午後1時30分~午後3時30分基調講演など
場所:市民文化会館
◇今後の記念事業早見表
・7月
15日 神輿渡御写真展(~12月25日)
・8月
2日 名誉市民奥山峰石特別展(~17日)
6日 語り継ぐ戦争帰還者の記憶展(~17日)
24日 ダンスプロジェクト羽州ぼろ鳶組 新庄まつり演舞披露
・9月
6日 雪調と民藝~雪調コレクションより~(~11月9日)
13日 第39回みちのく民話まつり「秋語り」
13日 新庄藩ゆかりの宝物展(~10月13日)
21日 第16回キッズ☆フェスタ~開府400年記念スペシャルver.
27日 戸沢サミット
28日 400円商店街withいす-1GP 新庄開府400年記念大会#06
28日 新庄開府400年記念式典イベント
※現時点での開催予定です。今後事情により事業の追加、変更、中止となる場合もあります。
◆新庄開府400年を共に盛り上げる‼
新庄開府400年記念事業パートナー企業(協賛協力企業)
本記念事業の趣旨に協賛いただいた多くの企業の皆さまより、パートナー企業として寄附や記念商品開発などの事業提供をいただいています。パートナー企業については、市ホームページにて詳しく紹介しています。