- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県西川町
- 広報紙名 : NETWORKにしかわ 令和7年7月号
■月山湖にHOBIE(ホビー、足漕ぎカヤック)が登場!
これまで競技カヌーの大会や合宿で賑わってきた月山湖の魅力をより多くの方に知ってもらおうと、誰もが気軽に水上に出ることができる乗り物「HOBIE」を導入しました。
フェリシア月山カヌーセンターのオープンに先立ち、6月21日・22日に「HOBIE BASE GASSAN」(ホビーベースガッサン)のオープニングセレモニーと、試乗体験会を実施しました。
2日間で未就学児から70歳代の幅広い世代の方々約200名がHOBIEを体験し、これまで見ることがなかった湖面からの景観や大噴水の迫力に驚いていました。
HOBIEはカヌーなどの水上アクティビティの経験がない方でも、転覆の可能性が極めて低いため、安心して乗ることができます。
詳細は「フェリシア月山カヌーセンター」にお問い合わせいただき、ぜひHOBIEをご家族やご友人などと、ご体験ください。
問合せ:フェリシア月山カヌーセンター
【電話】0237-84-0655
■地域の水道を、地域で守る。 「水道サポート隊」が始動します
町民の皆さんが安心して水道を使い続けられるよう、専門企業(メタウォーター株式会社)と協力し、住民と共に水道施設を維持管理する取り組みを始めます。
その第一歩として6月10日に「水道サポート隊」の説明会をトラスで開催。夕方の開催でしたが、応募いただいた23名の皆さんにご参加いただきました。隊員の皆さんには来年3月まで、水道の元栓の開閉や冬場の雪下ろしなど、地域のライフラインを守る重要な役割を担っていただきます。ご協力に心より感謝申し上げます。
■歴史の道「六十里越街道」の復旧と安全確保を〜国に四ツ谷川の治水対策を要望〜
歴史の道「六十里越街道」が通る四ツ谷地区では、令和2年の豪雨により四ツ谷川の川底が深く削られ、古道や町道が寸断されるなど、危険な状態が続いています。この地区では小水力発電所の建設も進んでおり、安全な通行の確保が急務となっています。
この状況を受け、6月5日に菅野町長が国土交通省を訪問。川の流れを安定させるための改修工事を早期に実施するよう強く要望しました。観光客や工事関係者の皆さんが安心して通行できるよう、一日も早い復旧を目指します。
■ハゴロモミズナラを描いた絵画のご寄贈
山形市にお住まいの奥山勉さんより、町の指定文化財「ハゴロモミズナラ」を描いたボタニカルアートの絵画が寄贈されました。
ボタニカルアートとは、植物の姿を学術的に正確に描く絵画のことです。寄贈された絵画には、ハゴロモミズナラの特徴である葉の深い切れ込みなどが、息をのむほど精密に描かれています。
奥山さんは、「この絵を見て、西川町の豊かな自然や山々を感じてもらえたら嬉しいです」と思いを語ってくださいました。寄贈された絵画は、役場ロビーに展示しています。また、あわせて寄贈いただいたボタニカルアートの絵画集は、町立図書館でご覧いただけますので、ぜひ足をお運びください。
■令和7年度丸山薫詩碑保存会総会
丸山薫の詩について活動を続ける詩碑保存会の総会が、6月15日に行われました。地元保存会のみなさんや遠くは愛知県から2名が参加しました。詩碑前行事では、愛知県からお越しの久野かおるさんが代表作の「人目をよそに」を朗読されました。
また、新庄市からお越しの佐藤廣さんから「私の丸山薫」と題し、実際に絵具や本などを用いながら「詩はドラマ」という講話をいただき、参加者は楽しく過ごしていました。
■月山夏山開きが行われました!
7月1日、月山山頂の月山神社で「月山夏山開き」が行われました。
今年も、多くの登山者や関係者が集まり、山の無事と安全を祈願する神事が執り行われ、厳かな雰囲気の中で登山シーズンが幕開けました。
神事終了後に天候が悪化し、濃い霧が立ち込め、視界がほとんどきかない状態でした。足元が見えづらい状態の中でしたが、時おり霧が晴れる瞬間がありました。
下山の際、足元が不安定な場所も多く、濃霧のなかで方向感覚を保つのも一苦労でしたが、そこで目にしたのが、登山道に設置されたロープ。登山者が道を見失わないようにと張られたこの目印は、私たちが無事に下山できるための配慮でした。管理者の気遣いがこの山と登山者たちを守っているのだと感じました。
好天の日は庄内平野を一望できる絶景スポットである月山、季節の移ろいを感じながらぜひ歩いてみてください。