くらし 特集 いつまでも、食べて元気に(1)

〝フレイル〟という言葉を聞いたことはありますか。
簡単に説明すると、健康な状態と寝たきりの状態の中間を示し、身体が必要とする栄養素を十分に摂取できないことが原因で、体は動くものの物忘れや体力・気力が低下している〝虚弱〟のことを指します。
健康な体を保つためには、食事や運動、社会参加(地域の集まりへの参加など)がポイントとなります。
今回の特集では、その中の〝食事〟に注目。低栄養・フレイル予防に効果的な食事のほか、町民の健康的な食生活をサポートする町食生活改善推進員について紹介します。

■町民の健康を〝食〟でサポート
あさひももいろメイト(朝日町食生活改善推進協議会)

◆食生活改善推進協議会とは
全国の各自治体に組織されている食生活改善推進協議会。〝私達の健康は、私達の手で〟をスローガンに掲げ、地域住民のより良い食生活の定着を目的に活動しています。
誕生に至ったきっかけは昭和20年代のこと。食糧不足による栄養問題が深刻だった時代に、主婦を対象とした学習会が行われるようになり、その対策に取り組むグループが誕生。その後、厚生省(現厚生労働省)から食生活改善に向けた組織養成の通達が出され、現在の食生活改善推進協議会へとつながりました。

◆60年以上の歴史をもつ 町の食生活改善推進協議会
昭和39年に結成された朝日町の食生活改善推進協議会は現在、〝あさひももいろメイト〟という愛称で呼ばれ、25人の会員が活動。〝おもてなし・おすそわけ・おたがいさま〟の気持ちを大切に、ボランティアとして取り組んでいます。
主な活動内容は下記のとおり。地区からの依頼に応じた講座を実施したり、子どもたちに向けた食育訪問・料理教室を行ったりと、幅広い世代に食の大切さを伝えています。

○主な取り組み
・低栄養予防講座の実施
・子どもたちの食育活動
→あさひ保育園訪問
→小学生対象の料理教室 など
・町の郷土料理の調理・紹介
本紙不定期コーナー
「ももいろメイトのばんげだなはぁ」に掲載
・イベントなどでの講師活動・料理の提供

昨年度、町制施行70周年を記念して開催された“あけび料理レシピコンテスト”も、町食生活改善推進協議会が主催したんだよ。

○地区の低栄養予防講座に参加した皆さん
12月3日に栄町公民館、同月6日に大谷第五区公民館で町食生活改善推進協議会が主催する低栄養予防講座が開催されました。
参加した地区住民は、町保健師や管理栄養士などによる健康な体づくりに関する講話を聴いた後、栄養バランスを重視したお弁当を調理・実食していました
→提供されたお弁当レシピは本紙6・7ページに記載

○ヘルシー健口(けんこう)教室での調理実習
12月5日に役場調理室でヘルシー健口教室が行われました。この日は調理実習のほか、口腔ケアに関する講話もあり、参加者は食に対しての関心を高めていました

■志藤一枝さんに感謝状
11月17日、長年にわたる栄養・食生活事業への功績が認められ、志藤一枝さん(川通)に県知事から感謝状が贈られました。
町食生活改善推進協議会の会長を務めるなど、町民の健康づくりの維持向上に寄与している志藤さん。受賞にあたり「日頃から支援、協力してくださる皆さんのおかげです。これからも地域の健康と食生活の向上を目指して努力していきます」と語りました。