健康 健康あさひるばんざい

■野菜たっぷり、塩ちょっぴり
~減塩・ベジアップを推進しましょう~

◇令和7年度 第4回
今月の担当…茂木彩英香 主任管理栄養士

山形県民の食事は、塩分摂取量が多いことと、野菜摂取量が少ないことが課題となっています。こうした食事の状態が続くと、高血圧や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。朝日町における高血圧の有病率は60・4%※1で、県平均を上回っています。県では、毎月19日を「減塩・野菜の日」と定め、食事の塩分を減らすこと(減塩)と、野菜をしっかり食べること(ベジアップ)に取り組む「減塩・ベジアッププロジェクト」を展開しています。詳細は県公式ホームページをご覧ください。
1日の食塩摂取量の目標値は8g※2。山形県の成人1日当たりの食塩平均摂取量は、男性は11・1g、女性は9・4g※3といずれも目標より高くなっています。減塩のためには、みそ汁は具だくさんにして、なるべく1日1杯にしましょう。ほかにも、麺類の汁を残したり、酢や柑橘・香味野菜・香辛料を活用したりすることもおすすめです。
また、1日の野菜摂取量の目標値は350g※2です。県では、いずれの年代も野菜摂取量が不足しています。ベジアップのためには、普段の食事にあともう1皿野菜のおかずをプラスしましょう。さらに、火を通して〝かさ〟を減らして食べやすくしたり、外食では丼物より定食、お弁当なら幕の内弁当にしたりと、調理法や選び方も大切です。
生活習慣病の予防・改善のため、「野菜たっぷり、塩ちょっぴり」を合言葉に、家族みんなで減塩・ベジアップに挑戦しましょう。

※1 令和5年度特定健康診査・特定保健指導実施結果状況
※2 第2次健康やまがた安心プラン
※3 令和4年山形県県民健康・栄養調査

問合せ:健康福祉課 保健医療係
【電話】67-2116