- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年11月号
■特集 地域資源、どう生かす
株式会社朝日町総合産業開発発足から半年経過
○統合後の部門ごとの取り組み
1.Asahi自然観
令和8年度の朝日自然観コテージ村グランドオープンに向けてコンセプトなどを検討
(写真はリニューアルされたコテージの内観)
2.りんご温泉
9月11日にオープンした宴会場にて提供された食事
3.道の駅あさひまち りんごの森
りんごを活用した新たな商品の製造・販売(写真は店内で販売されているりんご飴)
4.地域商社事業部
ふるさと納税の商品紹介をブラッシュアップ
※詳しくは本紙をご覧ください。
町の観光交流3施設の利点を生かした観光資源の再構築を目指して4月1日、3施設の運営会社を統合した〝株式会社朝日町総合産業開発〟(川口幸男代表取締役社長)が発足しました。
その発足から約半年間、同社はさまざまな事業に挑戦しています。今回はその内容を紹介するとともに、同社が目指す姿に迫ります。
◆統合し、連携を強化
○3施設が抱えていた課題
町には、観光振興と雇用確保を目的とした町有の観光交流3施設(Asahi自然観・道の駅あさひまちりんごの森・りんご温泉)があり、統合前は施設ごとの運営会社が経営していました。
町内外からのお客様を迎え入れている3施設ですが、一方で、各運営会社には経営状況の厳しさや施設の老朽化による大規模改修の必要性、さらには3施設の位置関係も相まって、町内の周遊につながりにくいことなどを課題として抱えていました。
○統合によって図る利点
その課題解決に向けた取り組みが、運営会社の統合です。この統合により、施設ごとのメリットを最大限に生かしながら、持続可能な観光交流施設の再構築を目指すことになりました。
また、施設間の連携も強化され、各社が保有しているネットワークの活用や、各施設で異なる繁忙期などに応じた人材の流動化が可能となります。そして、全体的な経営を管理する部署を設けることで、経営企画や財務・労務管理が一元化され、効率的な運営を行うことができます。
○5部門で構成
統合会社は次の5部門で構成されており、連携を図っています。
・経営管理本部
・Asahi自然観
・りんご温泉
・道の駅あさひまち りんごの森
・地域商社事業部
経営管理本部では、経営企画や同社の財務・労務管理などを担い、3施設では主に各施設の管理・運営を行います。
また、地域商社事業部は統合に伴い新たに設けられたもので、観光面と物産面についての企画や事業の運営を担います。3施設の連携強化のほか、販路開拓、ふるさと納税事業の強化、農産物や加工品による新たな商品開発を行い、新たな魅力を創造するために追加されました。経営管理本部と地域商社事業部は、りんご温泉2階(旧レストランひめさゆり)を事務室とし、統合会社5部門間連携の拠点としています。
5部門の連携を強化することで、3施設をはじめ町全体に点在するさまざまな観光資源をつなぐとともに、地域資源を生かし、さらなる誘客を図ります。
◆株式会社朝日町総合産業開発の企業理念
○チャレンジと創意工夫による地域への貢献
・町の豊かな自然環境と文化的資源を最大限に活用し、地域社会の発展に貢献します
・持続可能で環境に優しい産業を構築することで、地域に誇りをもてる社会を実現し、地域とともに成長することを目指します
・チャレンジ精神と創意工夫により地域の発展と持続可能な社会の実現に貢献します
・地域に必要とされ、町民に愛される企業となり、ともに成長します
・町が誇れる企業として、地域の未来を築いていきます
