- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県朝日町
- 広報紙名 : 広報あさひまち 令和7年11月号
―町全体が博物館 朝日町エコミュージアム―
■第31回 金比羅(こんぴら)神社(前田沢)
所在地:朝日中学校の東側、通称(つうしょう)金毘羅山の中腹(ちゅうふく)にある
神社にある縁起札(えんぎふだ)によると「祖先今井兼伸此社(かねのぶこのやしろ)文化三年(1806)建設スベキノ所、故(ゆえ)アッテ延期(えんき)ス。然(しか)ルニ当明治三十七年(1904)曾孫子兼康(そうそんしかねやす)六拾ノ長命ヲ賀(が)シ、父祖ノ志ヲ継ギ是ヲ建設ス」とあり、前田沢村の名主を務め、青苧・生糸の在方荷主(ざいかたにぬし)となり、商人地主へと発展した今井五郎八家が建立(こんりゅう)したことが分かります。
社殿の東側には、兼伸が文化三年に祀(まつ)った金毘羅様と秋葉山神社の祠(ほこら)があり、水上交通の安全を祈る金毘羅大権現(ごんげん)と火防鎮護(ちんご)の秋葉山権現を勧請(かんじょう)したものです。
○ウサヒのゆるっと解説
朝日中学校のグラウンドの上にある参道とりんご温泉からの道がつながっているので、気軽に行けるんだよ。神社からは宮宿の街並(まちなみ)みや暖日(ぬくい)山、朝日の山々を眺(なが)めることができるんだよ。
