- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県飯豊町
- 広報紙名 : 広報いいで 2025年7月号
これまで一年間、なぜ今脱炭素が求められるのか掲載してきました。脱炭素社会の実現に向けて「知る・学ぶ」、「減らす」、「創る」そして「森を守る」の4つの柱は、持続可能な未来を築くための基本的なステップです。これらの取り組みを通じて、地域社会全体が協力し、地球環境を守るための具体的な行動を取ることができます。
◆温室効果ガス削減に向けた取り組み
異常気象や災害の増加は、今の私たちが直面している問題の一つで、温室効果ガスを早急に削減する必要があります。2022年には異常気象に伴う災害が頻発しました。高度経済成長期の大量生産、大量消費は私たちの生活を便利にする一方で、地球のバランスを壊し、地球温暖化への影響も少なからずあると考えられます。この問題は地球規模であり、人類にとって避けられない課題です。
町では、エネルギー基本計画やバイオマスタウン構想、バイオマス産業都市構想、SDGs未来都市宣言など、持続可能な未来を目指す具体的な施策に取り組んできました。本町のように小さい自治体が地球温暖化対策に取り組むことには重要な意義があります。
◇私たちにできること
私たちは地域の特性やニーズをよく理解し、効果的な対策を講じる必要があります。地域の気候や産業構造に応じた再生可能エネルギーを導入し、具体的な活動を行うことで、温暖化対策の重要性を実感させ、一人一人の行動を変えていくことが重要です。このような取り組みは、他の自治体に対しても影響を与え、他の地域のモデルとなり、広く普及していくことが期待されています。また、国や環境保全に積極的な企業、団体の協力や支援を得るための基盤にもなります。
◇地球温暖化対策に取り組む
新しい技術や産業の導入は、雇用の創出や地域の経済発展に寄与し、地域経済の活性化につながります。このように、温暖化対策に取り組むことは、地域社会だけでなく、国全体に対しても大きな意義を持っています。
◇脱炭素先行地域に選定
6月号でお知らせしたとおり、脱炭素先行地域に選定されましたので、米沢市との共同計画を実行していきます。この事業では、地球温暖化対策実行計画などを進めることにより、第5次飯豊町総合計画の目標である「豊かな自然との共生」「脱炭素と地域活性化」を追求します。
◆出前講座について
脱炭素先行地域事業について知りたい、聞きたい方へ出前講座を行います。人数に関わらず、希望があれば開催しますので、お気軽にお声がけください。
問合せ先:役場住民課生活環境室
【電話】87-0514