文化 町長コラム 温故創新

■友好都市締結
去る、11月3日(現地時間)にハワイ州ホノルル市と友好都市締結の調印式でリック・ブランジャルディ市長、トミー・ウオーター議長、石川議長、私の4人でそれぞれ締結書にサインをしてきました。
2年ほど前から、安藤組グループの安藤社長と留学先のハワイのホストファミリーであるシャナ・トウチさんから庄内町との交流事業促進の提案を受けていましたが、中学生オンライン交流から始めようと昨年からスタートしたところでした。
また、今年は合併20周年ということもあり、記念事業の一環として中学生の海外研修を予算化していましたが、元ハワイ州上院議員のブライアン・タニグチ氏をはじめとするホノルル市議会議員のみなさまのご尽力により、友好都市締結につながりました。
今回の締結は、山形県内では初めて、東北でも福島県いわき市に次ぐ2例目とのことです。人口の多い大きな市や町との締結が多い中で、人口2万人に届かない小さな町との友好都市締結はまれとのことです。
現地の山形県人会のみなさんとも懇談する機会があり、県がつや姫の販売促進をここ10年続けている中で、おいしい米のふるさとである庄内町が友好都市になったことへの期待の大きさをひしひしと感じました。
さらに、スティーブンソン中学校、セントルイス高校、シャミナード大学などを訪問する中でも、中学生の交流のみならず交換留学制度への拡充の提案もいただいたところです。
人材育成は、100年の大計といわれています。来年春の中学生の海外研修を皮切りに、多くの人が繋がりホノルル市との友好交流が、教育・文化・産業・スポーツなど様々な分野で広がるよう努力していきます。

庄内町長 富樫透