- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県会津若松市
- 広報紙名 : あいづわかまつ市政だより 令和7年12月号
■有機農業の日「オーガニックデイ」
「有機農業の日(オーガニックデイ)」は、有機農業推進法の成立・施行から10周年を記念して、2016年に制定されました。この機会に、有機農業について理解を深めませんか。
■有機農業とは
有機農業とは、環境への負荷をできる限り減らし、化学肥料や化学農薬、遺伝子組み換え技術を使わない栽培方法で行われる農業です。
日本では、一般的に使用されている化学肥料の原料のほとんどを海外から輸入しており、運搬のために多くの化石燃料が使われています。また、化学肥料や化学農薬を作る際にも、化石燃料が使われています。さまざまな経済活動に伴う化石燃料の使用による温室効果ガスの排出は、地球温暖化の主な要因となっており、地球温暖化が世界的にも大きな問題となっている中、有機農業は、使用される化石燃料が少なく、環境にやさしい農業といわれています。
また、有機農業は、化学肥料や化学農薬を使用しないため、田畑の微生物やたくさんの生き物が生息できる環境になるなど、生物多様性の保全にもつながります。
農業におけるSDGsにつながる有機農業ですが、除草などに多くの手間が掛かり、また、生産量が安定しないという側面があります。
一方で、近年の有機農業への関心の高まりを受け、水田の雑草を抑制する自走式ロボットや、作物の生育状況を判断しながら有機肥料を適切に撒(ま)く農業用ドローンなどの新しい技術が登場し、省力化や効率化が進められています。
■有機農産物を購入しませんか
有機農業で作られた米や野菜(有機農産物)の目印となるのが「有機JASマーク」です。有機JASマークのシールは、有機農業のルールに則(のっと)って生産し、認証を取得した生産者が作った農産物のみに貼られており、売り場で「有機」「オーガニック」の表示ができるのは、「有機JASマーク」がついている農産物だけです。
有機農産物は、市内のスーパーマーケットでも取り扱っています。ぜひ「有機JASマーク」を探して、有機農産物を手に取ってみてください。
■有機農業を推進しています
有機農業の取り組みは、生産者はもちろん、消費者や小売店などが一体となって進めなければ広まっていきません。そのため、市では昨年10月に「市オーガニック推進協議会(以下、「協議会」)」を設立し、関係者と連携しながら、有機農業を推進するためのさまざまな取り組みを始めました。
▽取り組み事例
・新たに有機農業に取り組む人への支援
・市立学校の給食における有機農産物の活用の支援
・有機JAS認証取得および更新に関する支援
・イベントなどでの消費者への有機農業のPR
有機農産物は、管理に手間が掛かるため、一般の農産物と比べて高い価格で販売される傾向にあります。協議会では、そうした有機農業の背景を広く消費者の皆さんに理解していただいた上で農産物を購入する際の参考にしてもらうため、今後、イベントなどを開催していきます。
持続可能な社会の実現に向けた一歩として、有機農業を広める活動に、ぜひご理解とご協力をお願いします。
問合せ:農政課
【電話】39・1253
