- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県会津若松市
- 広報紙名 : あいづわかまつ市政だより 令和7年9月号
ここでは、市内に生息する動植物を紹介します。
■今回紹介するのは「コミスジ」
コミスジは、チョウ目タテハチョウ科に属するチョウです。翅(はね)は横長の黒褐色で白帯があり、翅を開くと帯模様が「三」の字に見えます。前翅(ぜんし)は長さが20mmから30mmで、模様の白帯は分断され、先端部は三角の形をしており、体には緑色の毛が生えています。
成虫は樹液にはあまり集まらず、花や湿った地面で吸水し、幼虫はクズ、ハギなどのマメ科植物を食べます。
コミスジはパタパタと数回羽ばたき、数秒ほど翅を水平に開いて滑空する特徴的な飛び方をします。まるで、白黒に色分けされた紙切れが風に飛ばされているようにも見えます。
成虫は5月から9月ごろまで発生し、日当たりの良い森林周辺や、郊外の住宅地でも見ることができます。
日本全土に分布し、市内全域で見ることができます
問合せ:環境共生課
【電話】23-4700