- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県須賀川市
- 広報紙名 : 広報すかがわ 2025年10月号
生活習慣病は、大人の健康問題と思われがちですが、子どもも注意が必要です。
◆子どもの肥満とは
子どもの肥満のほとんどは「単純性肥満」といわれ、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回るために生じます。お菓子、ジュース類の過剰摂取、バランスの悪い食事、運動不足、生活リズムの乱れなどが要因です。
◆肥満のリスク
肥満は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こします。幼児期では25%、学童期では40%、思春期では70~80%が成人肥満に移行するといわれています。幼児期から生活習慣が乱れて肥満になると、動脈硬化が進み、成人後に心筋梗塞や脳卒中などにかかるリスクが高まります。
◆子どもの肥満予防
▽食事
1日3食を基本として、間食は時間と量を決めて食べましょう。カロリーや塩分の多いお菓子、甘い飲み物ばかりを摂取しないよう気を付けましょう。
▽身体活動や運動
ゲームやスマートフォン、テレビを利用する時間を減らし、体を動かしましょう。飽きずに楽しく体を動かせるよう、鬼ごっこやボール遊びなど、工夫しましょう。子どもが運動習慣を持つことは、肥満の予防や解消のほか、心身の発育・発達も促します。
▽生活リズム
早寝早起きを意識して、生活リズムを整えましょう。睡眠時間が不足すると疲れが取れにくくなり、自律神経やホルモンのバランスが乱れ、肥満の要因になります。
◆家族で取り組もう
食事や運動などの生活習慣は、幼児期から形成され身に付きます。子どもの肥満は家庭環境の影響が大きく、改善には家族全員で取り組む必要があります。子どもも大人もより良い生活習慣を身に付けて、健康に過ごしましょう。
→健康づくり課
【電話】88-8123