子育て すこやか通信

『乳幼児突然死症候群(SIDS)』

乳幼児突然死症候群(以下SIDS(シズ))とは、特に大きな病気もなく元気に育っていた赤ちゃんが、睡眠中に突然亡くなってしまう病気です。令和5年では、全国で48人の乳幼児が亡くなっています。SIDSの原因はまだはっきり分かっていませんが、発症率が低くなるポイントは分かってきました。

◆1歳までは仰向けで寝かせる
SIDSは、生後2カ月から6カ月までの乳児に多いことが分かっています。SIDSは、あおむけ寝、うつ伏せ寝のどちらでも起きていますが、あおむけで寝かせたほうが発症率は低くなっています。また、SIDSと窒息事故は異なりますが、窒息予防として乳幼児の周囲には柔らかな寝具やぬいぐるみなどを置かないよう注意しましょう。

◆できるだけ母乳で育てる
母乳で育てられている乳幼児のほうが、SIDSの発症率が低いことが分かっています。無理のない範囲で行いましょう。

◆禁煙する
喫煙は、SIDS発症の要因の一つといわれています。受動喫煙も発症要因となりますので、妊婦本人だけでなく、家族も禁煙に取り組みましょう。

今回紹介したポイントは、SIDS発症の直接的な原因ではありません。過度な不安は避け、楽しく育児をしましょう。

→健康づくり課
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