- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年12月号 No.240
■慢性腎臓病(CKD)を知っていますか?
CKDとは「慢性腎臓病」のことで、患者数は全国で約2,000万人(20歳以上の約5人に1人)いると推計され、新たな国民病とも言われています。腎臓は毎日200ℓの血液をろ過し、老廃物を尿として排泄しています。CKDは腎臓の働きが低下し、3カ月以上、腎臓の異常が続く状態です。高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病により発症リスクが高まります。
▼定期的に健診を受けましょう
初期のCKDは自覚症状がほとんどありません。血液検査や検尿で早期に発見し、治療を始めることが重要です。
▽尿検査
腎臓に障害があると血液中のタンパク質が尿に漏れ出します。このため、尿中のタンパク量を測定することで、腎臓の状態が分かります。
▽血液検査
血液中にある老廃物の一種である血清クレアチニンは通常、尿中へ排出されますが、腎臓の働きが悪くなると、尿中に排出されずに血液中に溜まっていきます。このため、血清クレアチニン値が高いということは腎機能が低下していると判断できます。
また、この血清クレアチニンの値と年齢、性別によりeGFRを算出できます。eGFR値は腎機能を知る指標です。eGFRが90であれば腎臓は約90%働いていることを示しています。
※eGFR(推算糸球体ろ過量)
尿タンパクが「+」以上またはeGFRが60未満の場合は、早めに医療機関を受診し、重症化を防ぎましょう。
▼CKDの予防
塩分を控えめにしたバランスがとれた適量の食事と適度な運動などで生活習慣病を予防・改善する、また、禁煙、適切な飲酒、休息をしっかりとるなどの適切な生活習慣を身につけることが重要です。生活習慣病で治療中の方は、治療を継続するとともに、かかりつけ医などに相談しながら生活習慣の改善に努めましょう。(参考日本腎臓病協会ホームページ)
■お酒と上手に付き合いましょう
お酒は、生活に浸透している一方で、不適切な飲酒は健康障害等につながります。1人ひとりがそれぞれの状況に応じた適切な飲酒量・飲酒行動の判断ができるようになることが望ましいです。
「健康日本21(第三次)」では「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の減少」を掲げており、その指標は1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上の者の割合の減少となっています。
▼お酒の影響を受けやすい3つの要因
▽年齢の違いによる影響
高齢者は体内の水分量の減少などで若い頃と同じ飲酒量でもアルコールの影響が強く現れやすく、若年者は脳の発達の途中であり、健康問題のリスクが高まるおそれがあると言われています。
▽性別の違いによる影響
女性は一般的に男性に比べ体内の水分量が少なく、分解できるアルコール量も少ないと言われています。
▽体質による影響
体内の分解酵素の働きの強弱などは個人差があり、動悸や吐き気を引き起こす可能性があります。
▼1日平均純アルコール20gに換算されるお酒の量
・日本酒 一合(180ml)
・ビール(500ml)
・ウイスキー(60ml)
・ワイン(200ml)
・焼酎(約100ml)
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】23-5834
