- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年6月号 No.234
「食育月間」は家庭、学校、職場などで食育推進に取り組むための食育の強化月間です。
食育は、「食」に関する知識と「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践する力を育てることです。「食べる力」=「生きる力」を育て、健康でいきいきとした毎日を送るために「食」について考えてみませんか。
■できることから始めよう 身近な「食育」
(1)家族や友人と一緒に食事をする。(共食)
(2)朝食、昼食、夕食を規則的に食べる。
(3)主食、主菜、副菜をそろえて食べる。
(4)適正体重や減塩に気をつける。
(5)「いただきます」などのあいさつをする。
(6)栽培活動を体験する。
(7)食べきれる量の料理を作ったり注文をする。(食品ロス)
(8)地場産や旬の食材を食べる。
□図書館食育特設コーナー
図書館で食育に関する展示や、食に関する本の特設コーナーを設置します。ぜひお立ち寄りください。
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】24-5223
■6月4日〜10日は歯と口の健康週間
耶麻歯科医師会長
歯科医師 佐藤 明
歯と口の健康に関する正しい知識を身につけ、歯科疾患を予防しましょう。
耶麻歯科医師会長佐藤明歯科医師より、歯の健康についてお話しいただきました。ご自身のお口の健康について見直してみましょう。
□ある日突然歯が折れる?!根面う蝕のナゾ。
皆さんは、むし歯が増えるのは幼少期から30歳ぐらいの間だけであると思っていませんか?一般的に30歳までむし歯のリスクは高く、30歳を過ぎるとむし歯のリスクは徐々に少なくなっていき、その代わりに歯周病のリスクが急速に高まることが知られています。
自分の歯が80歳で20本以上残っている人8020(ハチマルニーマル)達成者が50%以上存在する現在では、若年者のむし歯とは異なる根面う蝕に対する予防対策が呼びかけられています。
根面う蝕とは、加齢や歯周病の進行、重症化により、本来歯肉で覆われている歯根面が露出してしまい、新たな露出部位はとても柔らかい物質で構成されているため通常の歯の表面より酸に弱く、表面がザラザラしていることから汚れの付着が多くなる傾向がみられ、結果としてむし歯になりやすくなります。
根面う蝕は、処置が遅れると歯の頭部が健全な状態であっても根元で折れてしまいます。高齢者のみならず、認知症の患者及び寝たきり状態である方に増加することも知られています。
高齢者においても、子供同様のフッ化物の応用が有用であるといわれています。
治療は簡単であり、痛くなく処置することが可能です。歯周病の治療と併せてむし歯になる前に定期的に予防処置をすることが大切です。
30歳以上の方から高齢の方まで、一度歯科受診されることをおすすめします。
問合せ:保健課 健康推進室
【電話】23-5834