- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県喜多方市
- 広報紙名 : 広報きたかた 令和7年8月号 No.236
■石山富彦〈並木道〉1956年 72.7×90.9cm キャンバス・油彩
石山富彦(1918~2011)は会津若松市出身の画家です。旧制会津中学校(現福島県立会津高等学校)では、美術クラブ「後素会」に所属し、水彩画家の渡部菊二や春日部たすくに学びました。その後、水彩画ではなく油彩画に重きを置き、写実画家としての道を歩みました。
現在の福島県立博物館付近の遊歩道を描いた本作には、遠景に石山の妻と息子の姿が表されています。ある夏のひとときを巧みに表現しながら親子への温かいまなざしも感じさせます。