- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県相馬市
- 広報紙名 : 広報そうま (令和8年1月1日号)
Qちゃん:市内に住む小学生
つぼくら先生:相馬中央病院医師 福島医大主任教授
■身近な放射線とは?
Qちゃん:先生、あけましておめでとう。今年は「身近なことについて、もっと詳しくなる」という目標を立てたんだけど、身近な放射線について、どんなものがあるか教えてほしいな。
つぼくら先生:自然にあるものだと、例えば地面の中にある放射性物質「ウラン」からは「ラドン」という気体が発され、空気中に少し含まれているよ。
また、温泉には「ラジウム」という自然の放射性物質が含まれていることもあるんだ。ほかには、宇宙から「宇宙線」という放射線が地上にも降り注いでいるから、飛行機に乗っているとその影響を受けることがあるけど、海外旅行に行くくらいなら心配ないよ。
Qちゃん:そうなんだね。たしか食べ物にも含まれているんだよね。
つぼくら先生:食べ物だと「カリウム40」という放射性物質があって、バナナ、ヒジキ、ジャガイモなどに含まれているんだ。でも、カリウムは体に大切な栄養素だから心配いらないよ。ちなみに、人の体の中にも「カリウム40」や「炭素14」が少しだけあって、わずかに放射線を出しているんだよ。
Qちゃん:思ったよりもたくさん身近にあるんだね。生活に役立つ機械みたいに、人工的に作られたものに含まれていることもあるのかな?
つぼくら先生:例えば病院では、X線やCT検査で体の中を調べるのに使われているし、火事を早く見つける「煙探知機」には「アメリシウム241」という放射性物質が使われているよ。このような機械は正しく安全に使用したり保管したりするために、しっかり管理されているから安心なんだよ。
Qちゃん:いろいろな物に放射性物質が含まれているけど、どこに含まれているかとか、しっかり管理されていること知れば安心だね。先生、ありがとう。
出典:
・環境省「放射性物質汚染廃棄物処理情報サイト」
・環境放射能・放射線データベース
■今回Qちゃんが分かったこと
・放射線は、空気や食べ物、体の中など身近なところに存在していること。
・放射線は、生活に役立つ機械にも使われており、正しく知ることで安心できること。
問い合わせ先:放射能対策室
【電話】37-2270
