- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県伊達市
- 広報紙名 : だて市政だより 2025年11月号
■戦後八十年の思い
~今の生活が“当たり前”ではないから~
10月4日(土)、伊達市戦没者追悼式が行われ、戦没者遺族など66人が参列しました。式では、戦争で失われた2876人の尊い人々の御霊に対して黙祷を捧げ、須田市長が哀悼の意を表しました。
参列した市内中学校6校の代表生徒は、遺族らによる「追悼の辞」を真摯に受け止め、参列者同様に祷黙(もくとう)と献花(けんか)を行いました。生徒たちにとって、戦争の悲惨さと平和の尊さについて改めて考える場となり、その想いを語り継いでいくことの重要性を理解しました。
◇“知る”ことの大切さ
戦争の悲惨さをしっかりと伝えていくためには、ま
ず自分が戦争のことを知る必要があります。絶対に戦争をしないために、命の大切さを学ぶ機会がもっと増えていけば良いと思います。
[霊山中学2年 狗飼 梨羽(いぬかいりう)さん]
◇想いを未来へと繋ぐ
ご遺族のお話を聞き、戦争で日本のために戦った人たちに敬意を持ちたいと思いました。今後も戦争をさせないために、戦争の悲惨さをしっかりと伝えていきたいと思います。
[月舘学園中学2年 菅野 瑛夢(かんのえむ)さん]
◇一人一人が「戦争をさせてはならない」という意識を持ってほしい
80年続いた平和により、戦争の恐ろしさを忘れている人や知らない人が増えてきました。しかし、一度戦争が始まれば、女性も子どもも関係なく命を落とします。絶対にそんなことがあってはなりません。世界では現在も戦争や領域争いが絶えません。今を生きる若い人たちには、戦争が存在することを認識し、勉強し、そして、その体験や苦労話を後世に伝えていってほしいと思います。
[伊達市遺族会連合会代表 橘茂樹(たちばなしげき)さん]
