- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県大玉村
- 広報紙名 : 広報おおたま 2025年10月号
全国的にクマの目撃及び被害情報が多く報じられております。従来は里山近辺や深山境界付近での出没でしたが、近年は市街地への出没情報が増えています。特に今年は近年に比して多くの事例が報道されております。
今までもクマの目撃情報は多くありましたが、今年は特に人への被害が全国的に多発しています。幸いにも大玉村では人へ被害は発生しておりませんが、住宅地付近での目撃情報も報告されており危惧されるところです。
全国的には本年9月末で、人的被害104件、死亡者5人であり、福島県は人的被害9人となっております。
クマは冬眠に向けて栄養を蓄える必要がありますが、今年は夏の異常高温のため、ブナの実等のクマの食物が「大凶作」と予測されていることから、食べ物を求めて行動範囲を拡げています。
特に大凶作の年は9月から11月にかけて、人の日常生活圏で遭遇する恐れが増えています。
これから本格的なキノコ狩りのシーズンを迎えます。入山を控えるのが一番ですが、各種対策をしっかりと行い、被害にあわないよう十分に注意してください。
大玉村長 押山利一
