- 発行日 :
- 自治体名 : 福島県磐梯町
- 広報紙名 : 磐梯弘報 2025年12月号
これもネイチャーポジティブ!を紹介するよ。
前回の続きで、いよいよ集めた『水』の検査をする回だよ。
どんな結果が出るかな?
■第一小学校で雨水の成分を検査する授業が開催されました
11月6日(木)、第一小学校のあちこちで集めた雨水を検査する日がやってきました。前回に引き続き、講師は福島大学食農学類生産環境学コース福島慶太郎準教授です。
雨水の集水器を作ったグループごとに専用の試薬や、福島先生が使っている専門的な機械を使って、雨水に含まれる、pH(ペーハー値)、EC(電気伝導度)、窒素、アンモニア、リン、シリカ、COD(有機物量)の7項目の成分を調べます。
林内雨(林の中の雨)を集めた班の水は、ちょっと茶色い色がついているけど、林外雨(降ったままの雨)を集めた班の水は透明です。成分に違いはあるのかな?
福島先生に手順を教えてもらって、試薬を使った検査が始まりました。隣の班をのぞいてみると…
「えっ!色違うんだけど!!」
「え~うちの色の方が濃い~」
あまり色が変わらない班もあれば、すごく濃い色になった班もあります。特に班によって結果が違っていた項目はCODです。
薄いピンク色だときれいな水、緑に近いときたない水です。
「うわっ、汚い!!」
透明できれいに見えていた水も緑色になって…
「え~雨って汚いんだね」「もう、雪とか食べない~」など。見た目ではわからなかった結果に、子どもたちも驚いた様子でした。
もう一つ、福島先生が午前中に汲んできてくれた龍ケ沢湧水の水も、みんなで分析しました。
pHはほぼ中性、その他の値もシリカ以外は低い値で、CODの値ももちろん低く、色は薄いピンクでした。
最後に福島先生からの解説は、「雨にはいろいろな物が含まれているけど、森や土の中を通る途中で生き物や地中に吸収されて窒素とかはなくなっていくけど、シリカは逆に土とかの中を通ることで、水に含まれていくので、値が高くなるんだよ。」
「これからも検査するから、手伝ってくれるかな?」
「やるやる~!」
福島先生には、磐梯町の「名水」が何年かかってできるのか、2年ほどかけて調べてもらう予定です。
いつまでも「名水」を子どもたちが飲めるように、科学的な情報を集め、しっかりと守っていきたいですね。
教育再デザインセンターnoteでは、授業の詳しい様子を紹介しています。
※本紙二次元コードよりご覧ください。
■ネイチャーポジティブとは?
ネイチャーポジティブとは、自然の減少を食い止め、増やしていく方向に変えることで、私たちの暮らしのあり方や社会を変えていく目標です。
磐梯町は、町が持つ自然資源を持続可能な状態で活用するために、2024年10月29日にネイチャーポジティブ宣言を発表しました。
これは、東北地方の自治体で初めての宣言となりました。
