くらし 磐梯町地域おこし協力隊通信 6月号

■水戸 智子(みと ともこ)
所属:文化生涯学習課(磐梯山慧日寺資料館)

◇早いもので3年目に突入!
令和5年7月に磐梯町民になって、あっという間に3年目を迎えます。
慧日寺資料館において仏教関連講座の企画をしながら徳一菩薩を学び、国史跡の史跡慧日寺跡への教育旅行誘致などの準備を行っています。ツアーガイドや視察をご案内しています。
今年度はジオガイド養成講座も受講し、磐梯山の大地と自然と人の繋がりを学んでいます。人里近くかつ山林修行の場に最適な磐梯西山麓、徳一菩薩にとって特別な場所であったことが感じられます。
また、あらたに、ちいき推し活として町の周遊案内トレイルマップ作成を進めています。あらためて資料館を起点に“平成さくら並木路”や“磐梯神社”までを踏査。桜並木を楽しめるルートだとしみじみと感じています。
磐梯やま楽校にも入会し、厩嶽山の山道整備に同行。安閑恬静(あんかんてんせい。ゆったりとして静かで安らかな様子)を感じる豊かな自然と山岳信仰など歴史を感じる好ルートです。
国内旅行業の取扱管理者としても関わることを構想していますので、引き続き町内をあちこち散策したいと思っています。見かけましたら、お気軽にお声掛けくださると嬉しいです。

■田中 真之(たなか まさゆき)
所属:産業振興課 商工観光係

◇町民の皆様へ感謝を込めて、活動のご報告
町民の皆様、そして日頃からともに歩んでくださる皆様のお力添えのおかげで、無事に3年目の任期を迎えることができました。心より感謝申し上げます。
磐梯町の魅力を広く伝えるため、ジオパーク活動を軸に、さまざまな取り組みを続けています。今回は、昨年秋から冬にかけて実施した活動の中から、特に印象的な3つをご紹介いたします。

(1)NHK全国放送『小さな旅』取材協力
令和6年12月NHKの人気長寿番組『小さな旅』にて、会津磐梯山が全国に紹介されました。磐梯町として、またジオパーク協議会として取材協力を行い、名水を生活に活かす町民の方、森林環境学習に励む磐梯町の小学生たちの「ジオパーク出前授業」の様子、さらには磐梯町の認定ジオガイドの高埜直文さんが紹介されました。特に磐梯山の四季を織り込んだ校歌を歌いながら散策するシーンは、多くの反響を呼びました!

(2)3町村協力隊による地域学習交流会
令和7年1月、猪苗代町・北塩原村・磐梯町の地域おこし協力隊員が集まり、意見交換会を実施しました。磐梯町の認定ジオガイドの卯月幸一さんを講師に迎え、地域の歴史を学ぶ勉強会を企画。町を越えた交流を深めながら、地域の魅力を再認識する貴重な機会となりました。

(3)ジオパーク講演会「磐梯山と徳一菩薩」
令和7年3月には、『最澄と徳一』(岩波新書)の著者である師茂樹先生をお招きしたジオパーク講演会を企画。「磐梯山と徳一菩薩」をテーマにした講演には、慧日寺資料館の多大なるご協力を頂き、地元はもちろん、近県や首都圏から100名以上の方々が参加。磐梯山エリアの歴史と文化を広く共有する場となり、地域の魅力を発信する重要性を改めて感じました。

今後も磐梯町の素晴らしさをより多くの方々に伝え、地域の活性化に貢献できるよう努めてまいります。これからも変わらぬご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

・地域おこし協力隊紹介ページ
・地域おこし協力隊note
※詳しくは本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。