子育て ~一人ひとりが光り輝く主人公~福島県立川口高等学校

地域に根差した高等学校
~一人ひとりが光り輝く主人公~
福島県立川口高等学校

■コミュニティスクールとは??
「学校運営協議会」を設置している学校のことです。この協議会は学校と地域をつなぐ役割を担っています。学校の教育目標やビジョンを共有し、それに合った地域の特色を活かした運営を進めています。
また、地域のみでの対応に限界がある課題を学校と一緒に把握・改善する中で、子どもたちと共によりよい学校づくりをしていくことを目的としています。

■地域みらい留学とは??
都道府県の枠を超えて自分の興味関心にあった高校を選択し、その地域で3年間を過ごす国内進学プログラムのことです。留学した生徒はその地域ならではの体験や学びを通して、地元生徒は今までのコミュニティを超えて多様な価値観や人間関係に触れて、互いに成長できるという魅力があります。
また、県内外から幅広く入学者を募集することで生徒数を増加させ、高校の魅力向上に繋げることも目的としています。

川口高校は地域みらい留学とコミュニティスクール両方の取り組みを行っており、今までたくさんの活動を行ってきました。

■生徒が成長できる取り組み
(1)オンラインや東京などでの高校説明会で魅力を発信
地域みらい留学に興味を持っている中学生や保護者に対して、金山町や川口高校の魅力を伝えています。
(2)地域課題解決に挑戦
1~2年時の「総合的な探究の時間」を活用して、奥会津地方が抱える課題を解決するための活動に取り組んでいます。
1…社会的処方班
「ゆうゆうの会」との交流をはじめ、人との繋がりを通して、高校生が自分でできる交流の方法を考え、実践しています。
2…地域健康班
「こまどり学級」等で体組成測定や運動指導を実施。健康寿命を延ばすため、高齢者や筋力が低下した方でも取り組める運動を考えています。
3…地域振興班
奥会津地域のフィールドワークや体験活動を通して地域の魅力や課題を探究しています。地域のイベントにも積極的に出店しています。

■可能性が広がる川口高校での生活
地域みらい留学 コーディネーター
沓澤 理恵(くつざわ りえ)さん

私は地域みらい留学のコーディネーターとして、主に県内外へ川口高校受験の募集と地域振興班の活動サポートをしています。加えて皆がやりたいことがあれば幅広くサポートし、地域に出ていこうとする後押しをしています。
川口高校で過ごす生徒たちは三年間で大きく成長しています。学校内で先生や生徒と話す機会が多い環境や、地域の方々と日常的に接する中で、知らない土地に慣れず緊張していた様子が徐々に気負いなく会話ができるように変化していきました。
地域みらい留学も今年で6年目です。現在は全校生75名のうち、61名が寮生活を送っており地域みらい留学で入学する生徒が増えています。引き続き川口高校に留学してもらえるようにPRしていき、生徒の進路実現のサポートはもちろん、金山町への就職を選択肢に入れてもらえるようなアプローチをしていきたいです。

■毎日が充実、毎日が挑戦
寮生活を送れる学校を探していた時、川口高校の寮と学校の過ごしやすそうな雰囲気に一目ぼれして受験を決めました。町の手厚いサポートも受験を決めた理由の一つです。(坂本さん)
「地域課題を解決する」という将来の目標に近づける高校を探していた時、福島県に魅力を感じ川口高校への受験を決めました。(武藤さん)

川口高校での生活は忙しいですが毎日が充実しており、自分で考えて実践できる行動しやすい場所であると感じています。
また、寮での生活は何事も自分で考えて自分で対処する必要があります。そのため、高校生の段階で社会に出る生活力や計画力、コミュニケーション能力の準備が少しできていると実感しています。

地域みらい留学で入学した
坂本 蔵之介(さかもと くらのすけ)さん(3年・埼玉県、左)
武藤 啓太(むとう けいた)さん(2年・千葉県、右)

川口高校では、これからも地域と連携した活動や、一人ひとりの個性を輝かせる取り組みをしていきます。今後も川口高校の取り組みにご協力をお願いします。

問合せ:福島県立川口高等学校
【電話】54-2154