くらし 小野町人口ビジョン[第2版]・おのまち創生総合戦略を策定しました!(1)

本町の最上位計画である「小野町総合計画」の中でも人口減少対策と地方創生に特化した「小野町人口ビジョン[第2版]・おのまち創生総合戦略」を策定しました。
人口減少社会に適応し、将来にわたり夢や希望を持てる持続可能なまちづくりの実現に向け、積極的に各施策に取り組んでいきます。

【I 本町を取り巻く現状と課題】
■課題(1)
結婚・妊娠・出産をしやすい環境づくり・子育て環境の充実といった手厚い支援策の展開が求められている
◆課題につながる主な現状
▽平成30(2018)年から令和4(2022)年までの5年間における出生数は198人と10年前から半減している
(参考:平成20年から平成24年までの5年間は394人)

■課題(2)
人口減少問題に直結するため、若年世代の女性の町外流出を抑制する取り組みが求められている
◆課題につながる主な現状
▽令和2年の総人口は9,471人で、平成27(2015)年の10,475人と比較し、1,004人(約10%)が減少
▽人口減少は出生数を死亡数が上回る“自然減”と転入数を転出数が上回る“社会減”が要因であり、社会減では、若い世代(10歳代~30歳代)の町外流出が顕著

■課題(3)
収入の増加、雇用の創出などの効果が期待できることから、本町の特性を活かした新たな産業の創出が必要
◆課題につながる主な現状
▽本町の総生産額は一貫して増加傾向にあるが、本町が強みとしている農林業・小売業を含む、第1次産業と第3次産業の生産額及び総生産額に占める構成比は減少傾向にあり、衰退が懸念される

■課題(4)
まちづくりの動きに連動・先行する形でさまざまな施策・事業を実施していくことが必要
◆課題につながる主な現状
▽役場庁舎の移転、地域防災拠点としての防災性やアクセス性を踏まえた小野インターチェンジ周辺の開発、磐越東線の活性化などのまちづくり事業が進行
▽令和10(2028)年3月をもって小野高校が廃校となり、町内から高校がなくなる

【II 小野町人口ビジョン[第2版]】
●人口推計に至る現状
▽町の活力の担い手となるべき人口減少に歯止めをかけるために、若い世代の流出防止や町外からの転入促進に力を入れていくことが不可欠となっている

●人口推計の仮定値
▽自然増減:出生率が1.31で推移
▽社会増減:令和7(2025)年以降の純移動率が1/2になる
(=転入増・転出減に取り組む)

●小野町の人口推計結果(長期的な見通し)